任天堂のWiiは、インターネットの閲覧にOperaというブラウザを採用している。マイクロソフトのInternet Explorerに負けない機能を持ったブラウザだ。
最近、このブラウザを使った無料ゲームが登場している。ゲームの大半は、FLASHという技術で作られており、プログラミングは比較的に手軽に行える。僕はこの動きに注目している。
無料ゲームの遊びかたは簡単だ。Wiiのブラウザを利用して、該当するページのURLを入力する。あらかじめ、検索エンジンのGoogle(グーグル)などを登録しておけば、キーワードを入力すればいいので、URLを入力するより、手間が省ける。
今回はこの原稿を書くにあたって、いくつかのサイトにアクセスし、実際に触れてみたので、レビューを書いてみたい。
「ちょこゲーTV」は、shockwave.comが運営し、多数のゲームを集めたサイト。「モワイまわし」『ポーカー』などのゲームもシンプルなルールで構成されているため、手軽に楽しめる。驚いたのは、『ZOO KEEPER』が遊べること。パッケージソフトとしてニンテンドーDSや、ゲームボーイアドバンス用などに発売されていたのに、無料で遊べるのだ。これは魅力的だ。残念なのは、表示される画面が最初は小さく、コントローラで拡大・縮小して調整しなければなれないところだ。「ゲーム画面に最適化している」という表示がなされてはいるが、まだまだ改良の余地はあるだろう。
「KITERETU」も、同様のFLASHゲームを集めたサイト。「ちょこゲーTV」と同様に、『ZOO KEEPER』が遊べる。しかし、このサイトの売りはそこにはない。グラフィックセンスにあるのだ。市販のゲームに匹敵するようなキャラクタたちが登場し、目を楽しませてくれる。個人的には『ジップジャン』というポンジャン(麻雀を簡略化したゲーム)を楽しんだ。
「プラッシュ」は、はじまったばかりのサイトだ。第1弾のゲームとして、トランプゲームの『大富豪』を投入している。数あるゲームの中で、このゲームが唯一、Orepaブラウザに最適化されたデザインがなされており、拡大・縮小の手間もなく、手軽に楽しめた。次回作には『麻雀』をリクエストしたい。
どのサイトにも感じられたのは、まだまだWii向けのFLASHゲームの黎明期だということ。画面のデザインはそっけないものが多く、ユーザーを歓迎している雰囲気は感じられなかった。もっとフレンドリーな導入画面が作れるはずだ。
しかし、僕はまだこの“荒さ”に可能性も強く感じるのだ。基本的にはブラウザ向けのFLASHゲーム。任天堂のサードパーティに参入する必要はない。資金はなくとも、アイデアや情熱をごまんと持った若いクリエイターたちが本気になってゲームを作れば、既存のゲームデザイナーが思いつかないようなアイデアを有したゲームが誕生する可能性もある。僕はここに賭けたいのだ。そのためにウォッチは続けるつもりだ。
ゲームを提供している運営会社は、いずれ広告を表示したり、課金をしたり、とビジネスを考えているだろう。しかし、現状は二の次だ。パッケージソフトに迫る、いや超えるソフトの誕生に、僕は大いに期待している。
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