驚いた。ゲームのニュースを読んで胸がときめくのは、本当に久しぶりだった
なんと任天堂を代表するマリオと、セガの顔というべきソニックがついにゲームで競演するのだ。タイトルは『マリオ&ソニック in 北京オリンピック(仮)』!!
コラボ。コラボレーション。異なる企業で協力し、新しいブランドや作品を作り上げる新しいビジネス。ゲーム業界は、このコラボに積極的だ。最近の例でいえば、『ガンダム無双』が思い出される。『真・三国無双』のシステムにテレビアニメ「機動戦士ガンダム」シリーズの世界観を組み合わせたゲームだ。プレイステーション3のハイエンドパワーも相まって、1体のガンダムで100体に迫るザクをビームサーベルでバッサバッサとなぎ倒す快感を味わうことができる。
アーケード版のレーシングゲーム『マリオカート2』もコラボから生まれたもの。マリオやヨッシー、ドンキーコングといったマリオのゲームの常連に加え、ナムコのパックマン、そして『たまごっち』からまめっちがレーサーとして参加しているのだ。マリオ、パックマン、たまごっちの夢の競演と言うわけだ。
コラボレーションのゲームの最たるものといえば、『大乱闘スマッシュブラザーズ』が挙げられるだろう。マリオやリンク、ヨッシー、カービー、ピカチュウ、ネス(『MOTHER2 ギーグの逆襲』の主人公)といった豪華キャストが格闘戦をくり広げるゲームだ。発売元は同じ任天堂ではあるが、作っているソフトメーカーはみな違う。実現に至るまでは、相応の調整と苦労があったと想像される。現在製作中のWii版ではコナミの『メタルギアソリッド』からスネークが参戦する、とあって大きな話題を呼んだ。コミカルな『大乱闘スマッシュブラザーズ』に、シリアスな『メタルギアソリッド』が混ざりあい、どのような化学反応を起こすのだろう。今からとても楽しみだ。
実は、この『大乱闘スマッシュブラザーズ』には、ソニックが出演する話があった。ソニックの作者である中裕司さんが、『大乱闘スマッシュブラザーズ』の作者の桜井正博さんに「『スマブラ』にソニックを出してくださいよ」と申し出たところ、桜井さんの反応は、「えっ、もっと早くいってくれれば実現したのに……」だったという。実は中さんが桜井さんにアプローチしたのは、ゲームキューブ版の『大乱闘スマッシュブラザーズDX』が完成した直後だった、というのだ。
ゲームの神様は、マリオとソニックが出会う場所はそこではない、と考えたのだろうか。結果、『マリオ&ソニックin 北京オリンピック(仮)』という夢のようなソフトが生まれることになった。もし先に『大乱闘スマッシュブラザーズ』でマリオとソニックが競演していたら、「目新しくない」という理由で、このソフトは生まれなかっただろう。
マリオとソニックは、これまで好敵手として存在してきたキャラクタだ。そんな彼らが数々のスポーツ競技を巡って競い合うのだから、想像するだけで楽しい。
マリオは、テニスやサッカーなど数々のスポーツゲームに出演している。ソニックは、自身の足からくり出せる瞬速の早足をもっている。ジェット機なども軽々と乗りこなすテクニックも有している。そんな彼らが競うスポーツは、いかなるものになるだろうか。そして、彼らの特徴を生かしたどんな種目が用意されているのだろうか。……想像は尽きるところをしらないが、いずれにしろ、ド派手で胸がスカッとするゲームになるに違いない。
発売は2007年内ということだが、世界中で特別なヒットを記録することだろう。
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