@アキバ!がいど  

第57回
アキバに最新の(?)ロボットが集結!
「アキバロボット運動会2007」レポートの巻

2007.10.26

 秋葉原にはよく行くけど、「通」ってわけでもない、そんな微妙な立ち位置の記者が、皆様と一緒に秋葉原についてお勉強してアキバ通を目指そうという、そんなコーナーであります。
今回は、10月中旬に行なわれた「アキバロボット運動会2007」の様子をレポートします。

大会旗の掲揚から選手宣誓まで、ロボットが活躍した開会式

 「アキバロボット運動会2007」は、2007年10月19日(金)から21日(日)まで行なわれた、今年で3回目となるロボットに関するイベント。昨年は「秋葉原UDX」で開催されましたが、今年は同じ日に「秋葉原エンタまつり」があったためか、よりJR秋葉原駅電気街口に近い、「秋葉原ダイビル」で行なわれました。
 19日(金)は、マスコミや関係者などに向けた「アキバロボット運動会2007」の開会式。冒頭の入場行進はもちろん、大会旗掲揚や選手宣誓など、多くの内容をロボットが行なうも、無事終了。ときおり失敗であったものの、愛嬌のよさで会場を沸かせていました。  
▲開会式の様子。向かって右側のロボットは緊張したのか、選手宣誓でうまく喋れず、その後のキックオフシュートでも蹴れずに倒れてしまった ▲服部学園アートジムの学生さんによる、ロボット人間もほかのロボットと一緒に入場。ロボットが好きなら許される、自由な雰囲気がとてもいい

ロボットサッカーやメーカーによる展示で大盛況の第一会場

  「アキバロボット運動会2007」は、先述した「秋葉原ダイビル」のうち2階と5階で行なわれました。実は2年前の「アキバロボット文化祭2005」と同じフロア構成だそうです。

 今回のイベントには“競う=競技”、“見る=観戦”、“学ぶ=製作”という3つの柱となるコンセプトがあります。第一会場となる2階の大きなホールでは、“競う”と“見る”を中心にした展示でした。“競う”は事前エントリーを済ませた参加者によるロボットサッカーなどで、開催中はフィールド前に用意された観戦用のイスはつねに満員状態。“見る”は、ロボット関連メーカー、学校などによる最新ロボットの展示や販売。実際に触れるロボットも多く、こちらも人がひっきりなしに訪れていました。
ロボットサッカーの様子。競技はゴールキーパーを含め3対3で行なわれ、大体こんな感じで混戦になる ▲出場チーム中もっとも異色だったチーム。マジンガーZと謎の巫女に、頭が取れかけた風船ロボ
▲マジンガーZがスローイン! ほかにもアクションごとに喋るロボットなど個性派が多かった ▲サッカーに出場する選手の控え室。配線や部品でゴチャゴチャしているが、つねに楽しそう
▲会場の一番手前に配置されていた、日本工学院テクノロジーカレッジの「カーフィーレディ」。流暢に日本語を喋り、ジャンケンもできる ▲京商ブースで展示されていたメイドロボット。同社の「マノイPF01」にペイントを施した限定品で、別のイベントでオークションに出される
▲スピーシーズブースは縁日がテーマ。これはカメラと赤外線を使った射的で、難易度は高め ▲メイドに続く萌えロボ第2弾? 巫女ロボで、おみくじをひかせてくれる。ちなみに大吉だった
▲ロボットは実機が多数。安いものでも10万円前後はするので、購入検討者にはいい機会だった ▲Wiiのコントローラーで信号を飛ばし、Skype経由で大阪にあるロボット「PLEN」を操作する機能の展示
▲エスケイパンによるホビーロボット「Gogic Five」のカスタムモデル。歩行などができる ▲人型ロボット「Gogic Five」を車型にする拡張パーツ「Gogic Racer」。会場内で一番面白かった
▲奥の模型を音声によって操作できるレイトロン「Chapit」。本来はテレビや家電製品向けに利用する物らしい ▲服部学園アートジムの学生さん達は機械で出来ていた。左の人はガンダムではないと言い張っていた

大人も子供もロボットを勉強できた第二会場

  一方、第二会場となる5階は小さめの会議室をいくつか使った、セミナーやデモンストレーションによって“学ぶ”ことがコンセプト。撮影禁止だったため写真こそありませんが、大人にはロボットの組み立てからプログラミングまで、ロボット製作の基本を教えてくれるワークショップや、神林長平氏と円城塔氏という、ふたりのSF作家による対談など。そして子供には簡単なロボットの工作教室や、塗り絵で飾り付けるお面でロボットになりきるコーナーなどがあり、バラエティに富んだフロアでした。
ロボットのマークをコップや肌に貼り付けることができたコーナー。会場のあちこちで腕にこのマークを付けた人が見られた。一週間ほど落ちないらしい ▲今回から協賛をしたハヤカワが誇るSF文庫も販売していた。今回、ハヤカワはほかにもロボットSFの短編小説によるコンテストなども行なっていた
▲5階にはデモンストレーションのコーナーがあり、なかでも注目度が高かったのがこの飛行ロボット。4つのプロペラで自在に飛ばせる ▲世界一の癒しロボットとしてギネスブックにも登録されている「パロ」。触る、話しかけるといった行動に反応し、終始人だかりができていた
  以上のような内容で、会場のどこを見ても盛況だった※1「アキバロボット運動会2007」。開会式での挨拶によると、今回は50種類100体以上のロボットが出展していたそうで、玉石混合、色々なロボットがいてなかなか飽きません。また、昨年に比べて、SF作家による対談など、これまでとは毛色の違った展示があり、“ロボットを楽しむ”という内容がよりグレードアップしていたように感じました。連載さえ続いていれば、また来年もぜひレポートしたいと思います。
【アキバな実験レポート 第4回】
携帯電話もゲームもスマートフォンもこれ一台で充電OK!
「チャージャーブレスレット」がものすごく便利!
▲開店から半年ほど経った「サンコーレアモノショップ2号店」パソコンとUSBで接続して聴けるAM/FMラジオなど相変わらず愉快な物ばかり
SHOP DATA
サンコーレアモノショップ2号店
営業時間: 11:00~20:00(月~土)
11:00~19:00(日・祝日)
定休日: 毎週水曜(祝日を除く)
住所: 東京千代田区外神田3-9-10
町田ビル1F
Tel: 03-3526-5472
[ Google Earthで確認 ]
※閲覧にはGoogle Earth(無料)が必要です
▲シンプルなパッケージの「チャージャーブレスレット」。まだ発売して一週間だが、さまざまなメディアで取り上げられ、ブレイクが近いらしい
  実は今回、この欄で予定していたいくつかの取材先の都合がいずれも付かず、どうにもネタがなくて困っていました。こうなったらアキバをくまなく歩くしかないと思い、電気街を歩いていたところ、以前も紹介した「サンコーレアモノショップ2号店」で、とても素敵な商品が販売されていました。その名は「チャージャーブレスレット」(4,980円)。名前のとおり、充電池として使えるブレスレットです。

  このブレスレットの中には1500mAhのリチウムイオン充電池が内蔵されており、PCとUSBで充電が可能。そして充電したブレスレットと対応しているモバイル端末を、付属のケーブルでつなげるとその端末の充電ができるのです。対応している端末はニンテンドーDS Lite、プレイステーション・ポータブル(以下、PSP)、NTTドコモ(FOMA)やソフトバンク(3G)、auの携帯電話、ウィルコムのスマートフォンW-ZERO3の6種類。

  少し話を聞いてみると、「チャージャーブレスレット」はサンコーのオリジナル製品で、アキバでは2軒の「サンコーレアモノショップ」のみで販売。実際使ってみたところ、これら対応端末の充電器、または外部バッテリーを全部持ち歩くよりはかなり楽そうです。標準で付属する充電器だと、もちろん有線のためコンセントから遠くまで持ち歩くことができません。一方、外部バッテリーでは前述のように全種類集めて持ち運ぶのが重く、機種によっては本体に凹凸ができ、持ちづらくなることもあります。その点、「チャージャー ブレスレット」は腕に取り付けて使用するため、両手が普段どおり使え、当然移動しながら充電&起動できます。

  モバイル端末としては人気の製品が対応しているので、いくつか対応している製品を持っている人にはおすすめの商品です。ちなみに撮影終了後、すっかり便利さに惚れてしまい、筆者は自分でも欲しくなりました。しかし自分のバッグを改めて見直したところ、所持している物は、初代ニンテンドーDSをはじめ、ことごとく対応していない製品ばかり!……個人的には、対応端末が増えた次回作に期待したいところです。
▲PSPとW-ZERO3、NTTドコモとソフトバンクのプラグが同じため、変換プラグは全4種類となる
▲ブレスレット本体の中央にあるボタンを押すとバッテリーの充電状態がLEDによってわかる
▲ニンテンドーDS Liteで試したところ、もちろん充電できた。腕につけてもほとんど違和感なし。カバンに巻いておくなど、さらに楽な方法もある
▲見事にどれも対応していなかった、筆者が普段使っているモバイルグッズの初代ニンテンドーDS、Advanced W-ZERO3[es]、イー・モバイルのEM・ONE(※2


※1会場のどこを見ても盛況だった……昨年「秋葉原UDX」で行なわれた「アキバロボット運動会2006」は、3日間で1万人強集まったそうで、秋葉原における有料イベントでの最高動員の記録となっている。今年はまだ動員数は出ていないが、日程が一日短いだけに記録更新は難しいか……?

※2EM・ONE……2007年3月末の、イー・モバイル開業と同時に発売された、スマートフォン(シャープ製)。現行のスマートフォンで最大クラスの液晶画面(4.1インチ)、HSDPAや無線LANへの対応、フルキーボード搭載にも関わらず薄さ18.9mmなど、すばらしいスペックだが、音声通話が2008年までできないという、愛すべき商品。


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