@アキバ!がいど  

第39回
アキバのお店でヨーロレッヒヒー♪
「アルプスの少女ハイジ」専門ショップ
「ハイジクラブ」探訪の巻

2007.06.08

 秋葉原にはよく行くけど、「通」ってわけでもない、そんな微妙な立ち位置の記者が、皆様と一緒に秋葉原についてお勉強してアキバ通を目指そうという、そんなコーナーであります。今回は、アニメ「アルプスの少女ハイジ」の専門ショップ「ハイジクラブ」を訪れてみました。

世界に知られる名作アニメ「アルプスの少女ハイジ」

SHOP DATA
ハイジクラブ
営業時間: 11:00~19:00
定休日: 年末年始
住所: 東京都千代田区神田練塀町68-2
第二横島ビル2F
[ Google Earthで確認 ]
※閲覧にはGoogle Earth(無料)が必要です

  「クララが立った!」で知られる「アルプスの少女ハイジ」。あとはオープニングの歌(と、どこからぶら下がっているのかよくわからない長いブランコ)が有名なこのアニメは、実はもう33年も前の作品です。最近でもBSやCSなどで再放送されたり、上記のような名場面がたまにテレビで取り上げられたりしますが、知らない人もいるかもしれないので簡単に説明。
  「アルプスの少女ハイジ」はアルプスに住むことになった少女、ハイジ(5歳)が、一緒に住むおじいさんや、友達のペーター、クララ、そして動物やアルプスの自然とのふれあいを通じて、成長していくテレビアニメです。日本のみならず、世界40以上の国でも放映されました。

  そんなアニメの関連商品のみを扱ったショップが秋葉原にある「ハイジクラブ」です。場所はJR秋葉原駅の中央改札口から出て左折、3分弱ほど歩くと右側に赤地にハイジが描かれた看板が見えます。

▲電気街と違い、周囲はオフィスが入っているビルばかり。そんな中でこの看板はわりと目立つ ▲ビル左手にある階段から2Fへ。階段にはアルプスにある、おんじの小屋付近の風景が描かれている

グッズ販売+カフェが特徴の秋葉原店

  秋葉原にできる以前、「ハイジクラブ」は池袋の駅ビルにあるテナントのひとつとして存在していました。このお店は2001年から営業を開始し、5年間の営業ののちに秋葉原に移転。
  この池袋時代は純粋に「アルプスの少女ハイジ」専門のグッズを販売するお店でしたが、「アルプスの少女ハイジ」で出てきたあの料理が食べたい」というリクエストが多かったため、秋葉原での出店の際にはカフェを併設するようにしたそうです。

 店内に入ってみると、左側がレジと厨房、右側にグッズ売り場とカフェスペースがあります。グッズ売り場の商品は実に多彩。ぬいぐるみやマグカップ、パズルなどなど…その一部を紹介しましょう。

▲グッズ売り場は「アルプスの少女ハイジ」だらけ。33年の歴史は伊達ではありません ▲ハイジらが描かれた食器類。客層は30~40代が多く、こういったものの売れ行きがいいらしい
▲店内グッズの最高額は「アルプスの少女ハイジ」全13巻が収められたDVD-BOX51,870円(税込)だった ▲意外に人気なのが仔山羊のユキ。ぬいぐるみコーナーではハイジらよりも大量に置かれていた
▲エクレアやチョコクランチなど、「ハイジショップ」限定商品も存在する。お土産にぜひ ▲店内の売れ筋グッズのランキングを店員さんがすべて手作りしている。かなり凝ってます
▲カフェスペースに飾られている版画も実は商品。作者はアニメのキャラデザも務めた小田部羊一氏 ▲大きいサイズの版画は、アルプスとハイジたちの春夏秋冬を描いた4種類。一枚あたり50,400円(税込)

おばあさんのお土産に!? 白パンはじめ、「アルプスの少女ハイジ」料理を再現

▲一番人気の白パン。写真ではわかりづらいですが、ゲンコツやや小さ目が2個。ボリュームあります
▲白パンの中身は見てのとおり。モチモチし過ぎでもなく、おばあさんでも安心して食べられる

  店舗右奥にあるカフェスペースは注文さえ頼めばどれだけいても大丈夫なシステム。大型の液晶テレビで「アルプスの少女ハイジ」が流れているので、コーヒー一杯(300円・税込)で、アニメを観ることも可能です。しかし秋葉原店はオリジナルメニューが非常に豊富。これがこのお店の“ウリ”となっています。せっかくなので「アルプスの少女ハイジ」料理を食べながらアニメを堪能しましょう。

  もっとも人気なのは白パン(580円・税込)。ハイジがペーターのおばあさんのためにせっせと溜めていたあのパンです。アニメでハイジは柔らかいパンを食べさせてあげるために溜めていたわけですが、オフィシャルショップで再現されたその味はというと……うわ! 確かに柔らかい! 表面はカリカリで中はモッチリとした感じ。ものすごくシンプルな味なのですが、逆にその素朴さが「アルプスの少女ハイジ」っぽい!?
  そのほかにも黒パンや、ハイジがうれしそうにほおばる、チーズがたっぷりかかったパン(「ラクレット」というメニュー)、ほかにも菓子パンが数種類とパンだけでもかなり充実。これらはなんとスイスから生地を取り寄せ、店内のオーブンで焼いているそうで、ちょっと本格派です。ほかにもシチューやサラダ、デザートなど「アルプスの少女ハイジ」をイメージしたメニューを、料理好きなスタッフが考案。大体1か月に1回くらいで定期的にメニューを入れ替えているそうです。

▲菓子パンは店内のオーブンで焼いてから作り置き。パンと料理がセットのランチも行なっている ▲カフェスペースで流れるアニメは、店員さんに頼めば好きな回に変更してもらえるそうです
▲等身大ハイジたちと一緒に撮影もできる。モデルはスイス民族衣装風の衣装を身にまとう店員さん
 

ここまでいろいろ紹介してきましたが、実は「アルプスの少女ハイジ」をクララのシーンくらいしか知らない筆者。しかし、ドリンクの値段はメイドカフェなどに比べて比較的安く、アニメの「アルプスの少女ハイジ」が見放題(取材中のチラ見くらいでしたが、面白い!)。
  さらにカフェスペースはレジから死角になっていることもあって、とても居心地がよい「ハイジクラブ」。「アルプスの少女ハイジ」を知らない人にとっても、いい休憩スペースとして使えそうです。

  ちなみにこのお店の開店は2006年7月20日。1周年となる2007年7月20日あたりには何かするかも……?とのことでした。ちょっとしたデートにもおススメのこのお店。顔を出してみてはいかがですか?


【Akiba New Spot Guide】
アキバでなぜかサッカー専門ショップ!?
本格派グッズ店「Pichichi(ピチーチ)」
SHOP DATA
Pichichi
営業時間: 11:00~20:00
定休日: 水曜
TEL: 03-5875-7641
住所: 東京都千代田区外神田3-16-14
ダイサンビル1F
[ Google Earthで確認 ]
※閲覧にはGoogle Earth(無料)が必要です
 

 中央通りを上野方面に歩いていると、急に扱っている商品の雰囲気が変わる一角があります。それは、怪しい呼び込みテープを流し続ける「バラエティショップMAD」、ネット上の投資信託サイトのリアルショップ「投信スーパーセンター」、本格的なインド料理を出しているカレー屋「シディーク」……それまで「ソフマップ」や「メッセサンオー」でパソコンやゲームばかりが店頭に並んでいたのが、「じゃんぱら」からの並びはちょっと珍しい商品ばかりです。この混沌さこそアキバなのかもしれませんが。
  その一角(※1)から、アキバでは唯一のサッカー専門ショップ「Pichichi」を覗いてみました。

  店内は細長く、5メートル弱の通路の両サイドに商品がギッシリ置いてあります。扱っている対象は、スペインのリーグ、リーガエスパニョーラのクラブがメイン。イタリアのセリエAは多少ありますが、イングランドのプレミアリーグはほとんどありませんでした。この理由は「リーガはほかであまり扱っていないから」だそうです。テレビではFCバルセロナやレアル・マドリードの試合のダイジェストなどがよく流れているので、グッズが少ないのは意外でした。

 具体的な商品としては、サッカーショップでは定番のユニフォームはもちろん、Tシャツやストラップ、フィギュアなどの雑貨に力を入れているようです。そのほか、定期的に海外に足を運んだり、独自の販路を使ったりしていることもあり、マンチェスター・ユナイテッドの高速ドリブラー、クリスティアーノ・ロナウドのサイン入りユニフォーム、FCバルセロナのオフィシャルネクタイ、先日行なわれたチャンピオンズリーグ決勝戦翌日のイタリアのサッカー専門紙、ガゼッタ・デロ・スポルト※2)など海外サッカー好きには溜まらない商品が並んでいます。

 最後に一番気になっていた、なぜ秋葉原にお店を作ったのか聞いてみたところ、ほかにサッカー専門のお店がなかったことが一番の要因だそうです。こんなところにお店作ってお客さんが来るのか勝手に心配をしていましたが、取材時は平日の昼間だったにもかかわらず、どんどんお客さんが入ってきます。それも、サラリーマンやちょっとよさげな服を着た若者など、電気街ではあまりいないようなタイプばかり。ユニフォームだけなら渋谷や新宿など、ほかの街にもチェーン店が結構ありますが、「Pichichi」のためだけに秋葉原に来るということはそれだけ珍しいグッズが多いのでしょう。『ウイニングイレブン』シリーズや『ワールドクラブチャンピオンフットボール』シリーズで海外サッカーに興味を持った人は、このお店に来て本場の空気を味わってみてはいかがでしょうか。


※1その一角……「バラエティショップMAD」、「投信スーパーセンター」、「シディーク」、そして今回の「Pichichi」と、なぜかどのお店も看板などにオレンジや赤系の色を使っている。『ぷよぷよ』なら消えてしまいそうな配色だが、お店の間に緑の「モスバーガー」などもあるので大丈夫。

※2ガゼッタ・デロ・スポルト……全面ピンクという奇抜な色をした、イタリア最大のスポーツ紙。全40ページ中30ページくらいがサッカーの話題と、さすがのサッカー大国ぶり。日本でも10点満点の採点が引用されることがよくある。


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