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中央通りを上野方面に歩いていると、急に扱っている商品の雰囲気が変わる一角があります。それは、怪しい呼び込みテープを流し続ける「バラエティショップMAD」、ネット上の投資信託サイトのリアルショップ「投信スーパーセンター」、本格的なインド料理を出しているカレー屋「シディーク」……それまで「ソフマップ」や「メッセサンオー」でパソコンやゲームばかりが店頭に並んでいたのが、「じゃんぱら」からの並びはちょっと珍しい商品ばかりです。この混沌さこそアキバなのかもしれませんが。
その一角(※1)から、アキバでは唯一のサッカー専門ショップ「Pichichi」を覗いてみました。
店内は細長く、5メートル弱の通路の両サイドに商品がギッシリ置いてあります。扱っている対象は、スペインのリーグ、リーガエスパニョーラのクラブがメイン。イタリアのセリエAは多少ありますが、イングランドのプレミアリーグはほとんどありませんでした。この理由は「リーガはほかであまり扱っていないから」だそうです。テレビではFCバルセロナやレアル・マドリードの試合のダイジェストなどがよく流れているので、グッズが少ないのは意外でした。
具体的な商品としては、サッカーショップでは定番のユニフォームはもちろん、Tシャツやストラップ、フィギュアなどの雑貨に力を入れているようです。そのほか、定期的に海外に足を運んだり、独自の販路を使ったりしていることもあり、マンチェスター・ユナイテッドの高速ドリブラー、クリスティアーノ・ロナウドのサイン入りユニフォーム、FCバルセロナのオフィシャルネクタイ、先日行なわれたチャンピオンズリーグ決勝戦翌日のイタリアのサッカー専門紙、ガゼッタ・デロ・スポルト(※2)など海外サッカー好きには溜まらない商品が並んでいます。
最後に一番気になっていた、なぜ秋葉原にお店を作ったのか聞いてみたところ、ほかにサッカー専門のお店がなかったことが一番の要因だそうです。こんなところにお店作ってお客さんが来るのか勝手に心配をしていましたが、取材時は平日の昼間だったにもかかわらず、どんどんお客さんが入ってきます。それも、サラリーマンやちょっとよさげな服を着た若者など、電気街ではあまりいないようなタイプばかり。ユニフォームだけなら渋谷や新宿など、ほかの街にもチェーン店が結構ありますが、「Pichichi」のためだけに秋葉原に来るということはそれだけ珍しいグッズが多いのでしょう。『ウイニングイレブン』シリーズや『ワールドクラブチャンピオンフットボール』シリーズで海外サッカーに興味を持った人は、このお店に来て本場の空気を味わってみてはいかがでしょうか。
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