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『GE』業界初の“レベルキャップ新ワールド”という試みが新しい
2010.08.27
『グラナド・エスパダ ルネッサンス』関連情報
『グラナド・エスパダ ルネッサンス』公式サイト
 
 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』(以下『GE』)は4年以上に渡って運営されているMMORPGです。長期間運営されているMMORPGでは、既存ユーザーと新規ユーザーの間に差がつきやすく、様々な弊害が起こることも考えられます。たとえば、一緒に遊ぶ仲間を見つけても、同レベル帯まであれよあれよという間に引き上げられてしまい、ゲームの基本が学べず、いざ自分だけで遊ぼうと思っても知識が追いつかない……などなど。もちろんそういった一気にレベルを上げる楽しさもあるので、一概に悪いこととは言いませんが、徐々に先に進む面白さを体験しないのは、なんとももったいないと思うのです。

 さて、前置きが長くなりましたが、『GE』ではそういった点も踏まえて、新規ワールド「セレスタイト」にはある“制限”が課せられました。それは“レベルキャップ”、そしてレベル帯に応じたシステムや行動マップの制限です。具体的に言うと、全家門(ユーザー)のキャラクタはレベル100までしかレベルを上げることができず、それ以上のレベルが必要なマップには行くことができません。レベル100以降、ベテラン、エキスパート、マスターといった昇級や覚醒が必要となるスキルなども使うことはできません。

 ルネッサンスアップデートと同時に実装された新大陸「カスティア」なども気になりますが、始めてすぐに行けるようになる場所でもないので、今回はのんびりと、生まれ変わった『GE』をプレイしてみようと思います。

 ……とはいえ、レベル100が制限っていうのはどうなのよ、普通のゲームなら最終レベルくらいじゃないのそれ? と思う方もいるかもしれません。仮にレベルアップが早いとしたらそれはそれで制限まですぐ到達してしまうかもしれないし、いったいどうなってるの? と、そのあたりは次回以降の記事中でおいおい説明していくことにしましょう。

▲3キャラクタを同時に操るMCC(Multi Character Control)システムを搭載しているけれど、実際に3キャラを同時に扱うためのインターフェイスこそが重要。複数人数の多数のスキルを好きなときに出せるようになると戦術性が一気に高まり、戦闘そのものが楽しくなってきます
▲大航海時代のヨーロッパをモチーフにした架空世界の時代背景と美しいグラフィック、リアルな中にもどこか笑える要素を多数混入した、まさになんでもアリの世界観も独特。特に重厚な楽曲には定評があり、ファンも多かったりします。基本システムにジュークボックスがあるゲームなんて滅多にないですよ!?

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※画面写真をクリックすると、拡大したものを見ることができます

他に類を見ない“家門”名称にご注意!?

 『GE』は基本無料、アイテム&サービス課金方式のMMORPGです。課金の対象になるのはアバター的装備や強化用の補助アイテム、倉庫の拡張、特別マップへの入場アイテムなどがありますが、少なくとも序盤から課金必須というバランスにはなっていません。それどころかセレスタイトのレベル100制限程度なら無課金状態でもすべての要素を遊べてしまうほどです。

 ゲームに必要なクライアントプログラムは公式サイトから当然無料でダウンロードすることができます。なお、ダウンロードするにはハンビットIDでサイトにログインする必要があります。ハンビットIDはハンビットユビキタスエンターテインメント社のゲームに共通で使えるものなので、同社の運営する別のゲームをプレイしたことがあればそのまま使うことができます。ちなみにダウンロードプログラムはレジューム機能つきで、ダウンロードを中断してもその続きから再開することが可能になっています。

 ログインを行うには公式サイトにハンビットIDでログイン後、GAME STARTボタンをクリックすればパッチクライアントが起動、パッチ適用後にゲームクライアントが起動します。ちなみに公式サイトからのゲーム起動はInternet Explorerでないと正常に行えないので、ふだん別のブラウザを使っている人は注意しておきましょう(なお、ゲームガード用に使われているのはハンビットユビキタスエンターテインメント社運営のゲームではおなじみの「X-Trap」となっています)。

 ワールドは2010年8月現在ではセレスタイト、アゲート、レグランド、ラピスラズリ、スピネル、ダイヤモンドの6つが存在しています。ラピスラズリ、スピネル、ダイヤモンドは統合などを経てはいますが、ベータテストからあるいわゆる“古鯖”で古参ユーザーが多くいます。レグランドとアゲートはあとから設置されたワールドで、先に挙げた3ワールドほどは混雑していない様子です。今回はルネッサンス以後実装され、レベルキャップなどが存在する最新ワールドのセレスタイトに家門を作成していきます。

▲ワールド選択を行うログイン画面。現在は6つのワールドがあり、最新のセレスタイトは前述の通りレベルキャップなどが存在。ただしそれ以外のワールドではすべてのコンテンツが開放されています


 この記事を読む方は知っているかも知れませんが、『GE』ではユーザーは多くのキャラクタ(キャストと呼ばれます)から3人を選び、同時に操作します。そのため、ユーザーが登録した名称は「家門」となり、それぞれのキャストにはファミリーネームとして家門名が付きます。たとえば家門名を“ジーパラ”、キャストの名前を“ファイ太”とした場合、キャスト名表示は“ファイ太 ジーパラ”となるのです。基本的にはユーザー同士は家門名で呼び合うことになるため(例に挙げた名称だと「ジーパラさん」と呼びかけられます)、「いつもキャラ名をつけるのに悩むんだよおおお!」という筆者のような人は、家門名はよく考えてつけたほうがいいかもしれません。

 ちなみに、ゲームを進めていく段階でキャストはどんどん増えていきます(2010年8月現在、最大54+5キャストが編入可能。ただし家門レベルなどによる人数制限もあります)。もしもいわゆる“ネタ名称”を考えているならバリエーション豊富なものをチョイスしておきましょう(笑)。

チュートリアルでも“依頼”はちゃんとこなしましょう……

 家門名を付けたらキャラクタ……いや、キャスト作成になります。最初は5つの基本キャストから最大4人までキャストが作成できます。回復を担当するスカウトは必ず作るようにと言われるので、1キャストはそれで埋まるとして、残りをどうするかは最初の悩みどころです。

●ファイター
近接物理攻撃系。様々な武器が使える戦闘のプロ。飛行する敵が苦手で、プロヴォークというスキルを使って地上に引き摺り下ろさないと攻撃ができません。ある程度成長すると銃も扱えるようになります。
●マスケッティア
 遠距離物理攻撃系。拳銃やライフルといった飛び道具が使えるため、足を止めての攻撃が可能。次回以降で説明予定の放置狩りには便利です。ただし、攻撃するには弾が必要なので、残弾数と弾薬代に注意。
●スカウト
 素手にすれば回復要員になり、短剣を持たせれば攻撃要員にもなります。武器を持たせるとオートで回復をしなくなるため、操作に慣れないうちは素手のまま回復だけを担当させるといいでしょう。
●ウィザード
 攻撃魔法以外にもバフ/デバフ系の補助魔法を得意とし、通常攻撃は遠距離からの魔法弾で行います。成長するとトリッキーなスキルも使えるようになり、操作のしがいがあるキャストになります。
●ウォーロック
 火、氷、雷といった属性による魔法攻撃を得意とする攻性魔法使い。補助魔法の類はほとんど持っていないうえに打たれ弱いですが、強力な攻撃魔法で敵を倒しまくることができます。

 特にウィザードとウォーロックで迷うところですが、今回チョイスしたのは前衛役としてファイター、回復担当のスカウト、そしてやはり攻撃要員がもう一人欲しいと思い、ウォーロックに決定。それぞれ男性、女性、容姿などのタイプを選択し、名前をつけて完成です。「バラック」と呼ばれるキャストセレクトルームで、キャストに最大3名のチームを組ませてゲームを開始します。

 ゲームがスタートすると、バックグラウンドストーリーが表示されます。発見者の名前を取って「グラナド・エスパダ」と名付けられた新大陸と、それぞれの家門が開拓者としてやってきた背景などが語られます。プレイヤーは未知の大陸を開拓し、富と名声を得ることになるようです。うん、とりあえずはレベルを上げてどんどんクエストをこなしていけばいいわけですね(←身も蓋もない言い方)!

 まずはチュートリアルとして簡単なクエストが始まります。プレイヤー家門は、どうやら乗ってきた船がいきなり難破したらしく、新大陸の海岸に漂着した模様。うーん、富と名声を求めてきたわりには幸先が悪い出だしです。船長に話しかけると、コインブラという街に行って救援を呼んできてほしいとのこと。また、道中にいるモンスターをある程度退治してほしいとも言われます。

▲チュートリアルマップも混み合っていたので、とりあえず先に進んでしまったのがごらんの有様だよ! ゆっくりしていけばよかったよ! というワケでチュートリアルの報酬はソルジャーカードと全域チャット用のマイクだけ。ちなみにカードはキャストを編入させるために消費します。つまりいきなり新たなキャストをゲットしたということです

 クエスト情報が更新されると、画面上部にお知らせメッセージが表示され、それをクリックすれば詳しい情報を知ることができます。これらのクエスト情報ウィンドウは画面上部のアイコンをクリックするか、Alt+aキーでも表示することができます。ゲームを通じて最も参照することになるのがこのウィンドウだと思うので、よく覚えておくといいでしょう。たとえば、クエスト対象の場所がわからくなったらウィンドウ下部の「位置確認」ボタンをクリックすればエリアマップが表示されます。さらに、依頼人がどこにいるかわからなくなったら、名前を覚えて街のエリアマップのNPCリストを見ればどこにいるのか表示されるようになっています。ちなみにAlt+wのワールドマップやAlt+zのエリアマップでは受けているクエストが常時表示され、エリアマップはマップをクリックすることで自動で移動を開始してくれる親切設計。オートラン中はかなり入り組んだ地形でも障害物に引っかかるということがなく、目的地に最短ルートで到着してくれるようになっています。この便利さを知ってしまうと、ほかのゲームのオートランモードが手抜きに見えてしまうから恐ろしい……。

 話を戻してチュートリアルクエストですが、コインブラの街の門にたどり着くまでに、取引の仕方や買い物の仕方などを学ぶことができます。周囲の敵はノンアクティブで、こちらが攻撃さえしなければ襲ってくることはないので落ち着いてNPCの話を聞いておきましょう。

 なお、クエストウィンドウにある指定モンスターをきっちり倒すことで、追加でフェルッチオブレッドという回復アイテムを50個ほどもらえます。街近郊で購入できるありふれた回復アイテムですが、序盤はお金(Vis)がなかなか貯まりにくいので、ちゃんと敵を倒してもらっておくといいでしょう。どうせ戻れるだろうと先を突っ走ってゴールしてしまった筆者からのアドバイスです……。

▲各種インターフェイスはさすがの完成度。かゆいところに手が届きまくっていてストレスを感じさせません。クエスト対象アイテムはどこで狩れば入手できるの? ってときにもエリアマップを表示させればOKなのです
▲エリアマップ上をクリックするとどんなに入り組んだ地形でもほぼ確実に目的地まで自動移動が可能。この信頼度はどのゲームもかなわないと思います。いやマジで

第1回目にして最終回!? 波乱すぎる開拓の幕開け

 チュートリアルをクリアするといよいよ本格的な冒険の始まりです。いや、『GE』風に言うなら冒険ではなく“開拓”ですか。プレイヤーの家門も開拓民と呼ばれ、NPCたちから依頼をされたりして引っ張りだこです。まずは街のNPCたちに言われるままにちょっとしたお使いクエストを引き受けたりして、街の中の様子を知っていくことになります。と、開拓民を取り仕切るリンドンさんから敵を倒す作戦に参加してほしいという依頼が。いいですよ〜なんでも任せちゃって〜あとでまとめてクリアするから〜と引き受けることにしたら、突然風景が切り替わって戦闘フィールドへ放り出されます。

 「え? なんですかこれなんでわたしこんなトコにいるんですか」と某未来人ばりにおろおろしていると、周囲にいた味方兵士らしきキャラクタが敵に向かって突撃していきます。背後に出口もなさそうなのでついていくともう絶賛戦闘中なわけです。しかもなんか画面左上に残り時間が表示されたりしているし……。しかたがないので応援のために我が家門も攻撃を、とモンスターをクリックしたらファイターが素手で攻撃を開始! そうかっ、武器を買ってなかったんだっ! しかも、まだ街の外にすら出たことのないレベル1のヒヨっ子開拓民3人組。敵はレベル5のモンスター群。当然勝てるわけもありません……。ファイターが殴り倒され、攻撃と防御の要を失った当家門はなすすべもなく地に伏したのでありました。


 オンラインゲーム中身拝見『グラナド・エスパダ ルネッサンス』完。
 次回作にご期待ください。


▲低レベルで挑んだということより、装備を持っていなかったことのほうが響いた気がしないでもない初の全滅。輝く水晶を使って速攻で装備を購入したのは言うまでもありません
▲ゲームに慣れないうちは大量の敵に対して個別に対処していくのはムリです(キッパリ)。さいわい、敵はそれほど強くはないので、ある程度進んだらキープモード、敵の数が減ったら移動、という感じで進んでいきましょう

 ……というわけにもいかないので、すごすごと復帰地点に戻ったわけですが。

 端的に言えば『GE』の戦闘の基本がわかっていないのが致命的でした。『GE』では個別指示モードと全体指示モードがあり、画面左下の戦闘アイコンやF9キーで切り替えることができます。今回はファイターだけ個別モードで敵をクリックしてしまい、スカウトやウォーロックには何の指示も出さない状態だったのです。ということは、全体モードで敵をクリックして集中攻撃したほうがいいのか、というとこれも微妙に問題があります。素手状態で回復をメインとしたスカウトは攻撃ができないため、結局棒立ちのまんまなのです。オートで回復を行わせるためには「キープモード」や「ホールドモード」にする必要があるのです。

 はい、このへんで説明を読むのが面倒になってきた人もいるでしょう。筆者もそうでした(編注:だから全滅するんですよ)。……何もかもすっ飛ばして言うと、すべての問題を解決するためには“全体指示モードで敵の近くに移動してスペースキーを押せばオールオッケー”なのです。

 なんでそうなるの!? と思ったアナタだけに説明を続行します(笑)。スペースキー(またはCtrl+e)を押すと前述した「キープモード」という状態になります。「キープモード」ではキャストたちが自動的に判断して近くの敵を攻撃しに行ったり、HPの少ない仲間を回復したりするようになっているのです。基本的にはキャストはAIで動くことになるため、プレイヤーは見ているだけになります。ただし、このままではキャストたちはスキルを使うことはありません。プレイヤーはそれぞれの立ち位置を見て、キーボードのQ〜Y、A〜H、Z〜Nキーに割り当てられたスキルを使っていく……こんな感じです。そんなに楽でいいの? と思う人は、ぜひ『GE』をプレイしてみてください。序盤からもう敵の数がハンパない湧きで、これだけの操作でも敵をさばくのに意外と手一杯になってくるのです。あ、ちなみに「ホールドモード」というのはキャストたちが動かずに、攻撃範囲内の敵だけを倒すモードになっています。

 また、敵がドロップしたアイテムを拾うには、他のゲームと同様にアイテムをクリックしてもいいのですが、Ctrl+スペースキーを押すと、キャストたちが一心不乱に周囲のアイテムを拾い集めてくれます(これを「ハーベストモード」と呼びます)。敵からのドロップがたくさんあったとしても通常の3倍の速度で拾えるうえにいちいちアイテムをクリックしなくてもいいのです。思わず、キャストは賢いな、と池田秀一的な声で褒めたいところです。ちなみにShift+Ctrl+地点クリックを行うと指定地点までに落ちているアイテムを拾いながら移動してくれます。迷宮に入った冒険者が迷わないようにパンくずを落として歩いたとしても問答無用で拾いながらついていけます。存分にツッコミ待ちです(いやそもそもゲーム内ではドロップアイテムは一定時間で消えますが)。

 さて、準備不足という面もありましたが、今回挑んだリンドンさんのクエスト「アル・ケルト・モレッツァ掃討作戦」はいわゆる“ミッション形式のクエスト”でした。クエストを受けると専用プライベートフィールドに移動し、そこで作戦を遂行するというものです。なかには戦闘をしないものもあるのですが、基本的にはいきなり敵との戦いが始まるので、それなりの心構えが必要です。どのクエストがミッション形式なのかは、クエストを受ける段階ではわかりにくいので、いつミッションが始まってもいいようにしておきたいところです。

▲序盤では、戦況を見つつ移動するタイミングを覚えていくのが大事。他のゲームのように向かってきた敵はすべて狩るという対応では一歩も動けないという事態になりかねません

特徴ありまくりの『GE』の成長具合ってどんな感じ?

 ゲーム開始15分でいきなりの全滅を喫したわけですが、実はこのゲーム、デスペナルティというものがありません。しかも51レベル未満では、キャストが戦闘不能になっても一定時間経てば自動的にHP半分で復活します。ミッションのような特別な場所でなければ、たとえ全滅しても復活してくれる親切さ。ただし、戦闘不能状態の間はチームのキャストが敵を倒しても経験値が入ってきません。ゲームを始めた頃には3キャストともきっちりと経験値を合わせて育てたい、という気もしないでもないのですが、NPCを編入させたキャストを使うようになるとどのみち経験値やレベルはずれていくので、あまり気にしなくてもいいと思われます。

 経験値といえば、『GE』ではクエストの報酬で「経験値カード」をもらえることがあります。これは読んで字のごとく、使用すると経験値がもらえる謎のカード。経験値を獲得したいキャストをリーダーにして(F1〜F3キーか、該当のキャストを左クリック)経験値カードをダブルクリックすれば、カード説明に書かれたぶんの経験値がもらえます。つまり、早く成長させたいキャストを一極集中して育てたり、あとあと編入したキャストのために経験値カードを溜めておいて一気に上げるといったことも可能なのです。繰り返し可能なハントクエストなどで大量に集めることもできるので、育成レベルのコントロールもわりと自由自在になっています。

 そんなこんなでキャストたちはクエストや敵との戦いで獲得できる経験値を得てすくすくと育ってゆきます。が、それだけでは新たなスキルは覚えられません。もうひとつの成長要素「スタンス」を伸ばさねばならないのです。

 スタンスとは何ぞや。

 ……実はコレ、知らない人には非常に説明しにくいのですが、キャストの攻撃スタイルとでも言えばいいのでしょうか。どんな武器やどんな魔法形式で戦い、どんなスキルを使えるようにするのか、というのがセットになった成長要素です。キャストは通常の経験値とは別にスタンス経験値を得て、各スタンスのレベルを上げ、スタンスが一定レベルになるとスキルを習得していきます。たとえばスカウトが武器を持たない状態で選択できる「フォーティテュード」スタンスはオート攻撃の代わりにオートで味方を回復しつつ、習得するスキルはバフ(味方の支援効果)系になります。一方、片手に短剣を装備すると短剣殺人術の「エスクリマ」、両手に短剣を装備すると攻撃速度を重視した「ドバラダコルテ」というスタンスが使えるようになります。ダメージを受けにくい低レベル狩場での掃討戦では攻撃系スタンスにしておき、ボス戦など、とっさの回復が重要になる戦闘では、武器を外してフォーティテュードや回復専門の「ファーストエイド」に切り替えるという変更が可能なのです。

▲職業によって使えるスキルが決まっているわけではなく、スキルは習得スタンスに左右されます。同じ装備で使えるスタンスが複数ある場合もあり、敵や状況によって瞬時に切り替えて戦えたりもしちゃうのです
▲必ずと言っていいほど『GE』初心者がつまづくのはスカウトのオートヒール。「フォーティテュード」か「ファーストエイド」のスタンスは武器を装備していては選べない点と、その他のスタンスを使っていても固有スキルキーに登録されたヒーリングスキルは“手動で使用可能”という2点を押さえておきましょう

 キャストによって初期から使えるスタンスもあれば、街にいる「マスタースカウト」や「マスターファイター」といったNPCから「スタンス教本」を購入し、使用することで覚えられるものもあります。スタンスごとに習得レベルがあるため、まずは覚えているスタンスを使いつつ、レベルを上げていくことが重要です。Alt+sなどでキャストごとのスタンス一覧を見ることができ、スタンスごとの習得スキルもわかるようになっています。特にファイターは使用可能武器が多彩で、そのぶんスタンスも多くなっています。まずは攻守に優れたバランス型、長剣と盾の「バックガード」に慣れたら、様々なスタンスに挑戦してみるといいでしょう。

 キャストレベルに比べて、ベーシックなスタンスのレベルは上がりやすくなっているため、ファイターやスカウトといった基本キャストをきっちり育成していると、習得できるスタンスはどれもすぐに最大の25レベルまで上がってしまう感じになっています。ファイターなどは一見、使用可能スタンスが多くなっていますが、武器の使い勝手を体験するうちにいつのまにかマスターしていたといったことも多く、MMORPGにありがちなレベル上げの苦痛というのはまったくと言っていいほど感じません。サクサクとスタンスレベルが上がる点も嬉しいところです。

 さらに、編入NPCキャストなどは、本来はウィザードが習得する「ESP」とスカウトが習得する「ファーストエイド」を両方習得できる、といった基本キャストにない組み合わせを持っている者も多くなっています。それどころか、そのNPC専用に用意されたスタンスも存在しています。このゲームは「キャスト集めゲー」とも言われるほどキャスト収集が楽しいと言われるのはこうした多彩な能力による点も大きいのでしょう。……もちろん可愛いキャラや格好いいキャラをはべらせたいという願望も多々あるのですが(笑)。

▲キャストカードはわりと序盤から多く手に入りますが、バラックのキャスト枠を拡大するにはゲーム内通貨が10,000Visほど必要(2回目以降順次値上がり)。ある程度稼げるようになるまではカードのまま温存しておくといいかも……?
▲報酬は経験値カードという形で支払われることがほとんどです。もちろんレベルが低いうちはすぐ使ってしまってもOKですが、ある程度モンスター退治で経験値が稼げるようになったら計画的に使っていきたいところ。……といっても結構たくさんの数をもらえたりしますが

 ……と、今回は第1回ということで基本システムの説明に終始してしまった感じですが、他のゲームに類を見ないシステムが目白押し状態ということは理解していただけたのではないでしょうか。この『GE』は、MMORPGに食傷気味で、どのゲームも同じでつまらないなんて言っている人にこそ遊んでみてほしいゲームと言えるかもしれません。

次回予告
 聞いてみたのとやってみたのじゃ大違い! わらわら群がってくる敵、敵、敵! とめどなく溢れてくる敵をかいくぐって進んだ先にあるものとは……!? 脳汁の出そうなダンジョンバトルを中心に、メインクエストのポイントを紹介しつつ、新ワールドならではの賑わいを見せる「GE開拓党」の様子などをお伝えしていく予定です。

INDEX

■関連リンク
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(C)2003-2010 IMC Games Co.,Ltd./ Published by Hanbit Ubiquitous Entertainment Inc.

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