ハンビット・ユビキタス・エンターテインメント社の運営する『AIKA ONLINE(エイカ・オンライン。以下、『AIKA』)』は、エルタと呼ばれる英雄として、戦乱の世界を生き抜くMMORPG。プレイヤーは6種のクラスのいずれかを選んで軍に参加し、数々のクエストをこなしながら、人類を脅かす存在と戦ってゆきます。
膨大な数が存在するクエストのおかげで、レベルアップを行う“作業感”が皆無と言っていい本作品の魅力は、なんといってもストーリー。クエストが進むことでNPCたちの状況も変化し、世界情勢が動いていることを実感できるようになっています。
そしてエルタとして成長するプレイヤーキャラに呼応するかのように、その眼前に立ちはだかる強敵たち。彼らに打ち勝ち、困難な任務をやり遂げたとき、新たな道が開けるようになっているのです。
パートナーキャラ「プラン」との出会いや、各種システムを紹介した前回までに続いて、今回はクエストによるストーリーの変化や、強敵の徘徊する新たなインスタンスダンジョンなどを中心にお届けしていきましょう。
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ゲーム開始直後は畑を荒らすボア(イノシシ)などを退治していた新人エルタのプレイヤーも、マーカス・ルメニゲ少佐の部隊に配属されてから亜人の種族を撃退するなどして功績を上げていくことになります。実際はクエストで指示された敵と戦っているだけなのですが、「さすがエルタ様!」とか言われちゃうと悪い気はしません。
一方で、一般クエストでは、プレイヤーそっちのけでパートナーのプランがノリノリで依頼を受けたりするといったコミカルな一面もあったりなかったり。
ともかく、そんな人々の希望として信頼に応えるべく、プレイヤーは軍の各隊長の依頼を受けて、様々な地域へと派遣されることになります。序盤エリアであるフェアバンド農場地帯では、ヤン・クラウス少佐の元で北部ヤオ族の地の戦闘にケリをつけたものの、南部ヤオ族の地と、封鎖地域であるアマルカントで同時に事件が起き、プレイヤーは南部ヤオ族の地へ、クラウス少佐はアマルカントへと赴くことになります。
南部ヤオ族の地での任務を終えると、いよいよプレイヤーも封鎖地域アマルカントへと派遣されます。ここからはシームレスではあるもののマップが切り替わり、風景も一変します。黄昏時のようなオレンジ色の陽光が降り注ぐのは、異形の魔物が徘徊する荒野でした。さすが、封鎖地域と言われるだけあって、フェアバンドとは大きく異なる風景です。なんでも崩壊しそうな陸地を魔法陣で留めているという設定のようです。
そして、アマルカントでは、登場するモンスターもフェアバンドとは一線を画しています。この地域ではドレッド団というならず者集団が一大勢力を築いており、エルタは武器を持った人間と戦うことを余儀なくされます。さらに、巨大な体を持ったものや、突然地面から現れては遠距離攻撃を行ってくるモンスターなど、これまであまり登場しなかったタイプの敵も登場してきます。
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| ▲アマルカントへ入ると風景が一変します。まさに荒野と呼ぶのがふさわしい場所で、今までとは明らかに雰囲気の異なるモンスターが徘徊しています |
さて、アマルカントへ入ってみると、最寄の駐屯地にいたのは、最初に配属された第9小隊の隊長、マーカス・ルメニゲ少佐でした。なんでもこの地へ応援に派遣されたヤン・クラウス少佐が裏切り、ドレッド団と手を組んだらしいというのです。真面目一辺倒という感じの正義感溢れる少佐で、数少ない“まともなNPC”だったのに……と思わずにはいられません。当然、そんな人が理由もなしに裏切るハズはないということで、ここから物語は大きく動き出していくことになります。
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| ▲プレイヤーが所属する第09小隊の隊長、マーカス・ルメニゲ少佐は相変わらずおかしな言動も多いようですが、内容自体はシリアスに…… |
ともすれば「これは全編ギャグなのか?」と思いそうになっていたクエスト群ですが、このあたりがら俄然シリアスな雰囲気を漂わせてきます(とは言いつつも、NPCの性格自体は相変わらずヘンなキャラもいるのですが……)。ここからしばらくは、消息を絶ったクラウス少佐の行方を追うと共に、謎の勢力が仕掛けたとおぼしきマインドコントローラーがらみの事件を追ってゆくことになります。あまり詳しく書いてしまうとネタバレになってしまうため、その内容はぜひ自分でプレイして楽しんでいただきたいところです。
なお、これらクエスト郡は基本的にプレイヤーのレベルに応じて発生します。そのおかげで、前のクエストをクリアしないうちにレベルを上げて、先の地域のクエストをクリアしてしまうと、ストーリーがやや前後してしまうこともあります。が、実はこれはレベルアップを行う際には逆に便利で、どうしても倒せない敵やクリアできないクエストなどが出てきた場合、別のクエストでレベルアップしてから戻ってくることができるのです。完全チェイン式にしてしまうと“詰み”が発生し、狩りによるレベルアップを余儀なくされてしまうため、多少ストーリーが前後してもそれを防ごうという意図なのかもしれません。
各クエストには目安レベルが記されているため、どのくらいのレベルでクリアするものなのかがひと目でわかるようになっています。自分の苦手なタイプのクエストだなと感じたら、多少レベルを上げてから挑戦してもいいでしょう。とはいえ、ダンジョンがらみのものなど、いくつかのクエストを除けば、大抵は表示レベルよりも低いレベルでのクリアが可能になっているように感じられました。
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| ▲レベルやクエスト状況により多少ストーリーが前後してしまうのはご愛嬌といったところ。もうすっかり顔なじみになった頃にはじめましての挨拶をすることになったりもします |
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| ▲経験値を獲得するためにも、クエストがなくなるまでNPCに話しかけ、どんどんクエストを受けていきましょう。受諾クエストが多くなってくると画面外にはみ出していくけれどノープロブレムです! |
さて、アマルカントでのクエストも中盤になってくると、新たなインスタンスダンジョン「廃船エブゲニア号」でのクエストが受けられるようになってきます。クエストレベルは25程度からですが、エブゲニア号にたどり着くためには、もう少しレベルが欲しいところかもしれません。
前のインスタンスダンジョン「ウスラ神殿」はレゲンシャインからテレポーターがありましたが、廃船エブゲニア号は一見、マップ上には何もありません。それもそのはず、アマルカントの北部のイングリッド滝にある「ヘクラ洞窟」の内部に存在しているのです。
ヘクラ洞窟にたどり着くまでには強敵も存在していますが、洞窟の内部にはNPCなどもいて、安全地帯も存在しています。また、洞窟内部は意外に広く、ここでも多くのクエストを受けることができます。そしてこの洞窟の最深部にあるのが廃船エブゲニア号なのです。
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| ▲ヘクラ洞窟はアマルカントの最北部にあります。ここはワープ形式でエリアを移動することになります |
▲外の荒野とは違って幻想的な雰囲気をかもすヘクラ洞窟。それでもどこか禍々しいのはゼレカの魔力が影響しているからでしょうか |
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| ▲ヘクラ洞窟内部には数種類のモンスターが存在しています。入り口近くにいるのは好戦的ではないため比較的安心して戦えます |
廃船エブゲニア号は、上層と下層に分かれており、それぞれ適正レベル帯が異なります。下層は25〜29レベル程度で、内部はアンデッドの敵がメインとなります。ウスラ神殿同様、いったん倒した敵はリポップすることはないので、ゆっくり進みながら敵を倒していけばソロでも十分戦えますが、ボス、マルキスのスキル封鎖攻撃でスキルが封じられることがあるため、可能ならパーティーを組んで挑戦するといいでしょう。
今回は使用キャラがプリーストということもあり、ソロで突入してみましたが、覚えたばかりの範囲攻撃「ジャッジメント」が大活躍。多少レベルが高かったこともあって、ボス以外の敵は楽勝でした。が、ボスのマルキスに限っては大苦戦。まさかスキルを封じられるとは思っていなかったので「あれ? ホーリィボルトが出ない! MP切れか!?」などと慌てているうちにやられてしまいました。うーん、マルキス侮りがたし。
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| ▲アンデッドならまかせろー、バリバリー! とばかりにジャッジメントやホーリィボルドで敵を圧倒。ここはまさにプリーストのためにあるようなダンジョンかも!? |
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| ▲とはいえ、アンデッドではない敵も多少は存在しているので注意。番人クローはもっとも危険な相手と言えるでしょう |
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| ▲廃船エブゲニア号下層のボス、マルキス。相変わらずボスは画面内に収まりきらないほどの大きさです |
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| ▲スキルを封じられて手も足もでなくなったところに、ホーリィシールドでは防げない魔法攻撃を食らってついにダウン |
クエストや戦闘によってだいぶ経験値が稼げていたので、念には念を入れてレベルアップしてから再挑戦。レベル29では船内の敵は余裕ですが、やはりマルキスには苦戦。スキルを封じられると通常攻撃しかできないため、スキル攻撃がメインのプリーストにとってはツラいところです。スキルが封じられてもポーションで耐えられるように、HPは多めに確保し、リジェネレーションなどのスキルもできる限り使っていくようにしました。スキルを封じられたら杖でガチ殴り状態で、スキル封鎖解除と同時にスキル攻撃に戻る……とやや操作が忙しくなってしまったものの、なんとか倒すことができました。
廃船エブゲニア号下層のクエストを一通りクリアすると、今度は上層のクエストが舞い込んできます。廃船エブゲニア号上層の入り口は別の道を登っていった甲板側にあり、その周囲にはドレッド団が徘徊しています。内部はマーマンのような魚人系の敵とアンデッドが半々といったところで、30レベル手前ではパーティーでないと厳しい感じです。
マルキスのおかげでだいぶレベルアップをしてしまったので、先に残っているクエストを片付けるべく、上層への挑戦は次回以降へ……。クエスト推奨レベルも35程度なので、アマルカントのクエストを終わらせ、他のエリアのクエストで成長させつつ、改めて戻ってくるのがよさそうです。
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| ▲洞窟内に放置された廃船エブゲニア号。下層と上層では異なるダンジョンとなっているようです |
▲廃船エブゲニア号上層の入り口。下層とは異なる場所にあり、周囲にはならず者どもがうろついていて非常に危険です |
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| ▲上層もちらりと覗いてみましたが、下層とは敵の強さが段違い。被ダメージは大きいものの、ボスに関係ないクエストをこなすことくらいはできるようですが…… |
| PvP初心者にもオススメのエルタグループバトルとは? |
『AIKA』では、30レベルを前に、ひとつやっておきたいことがあります。それは「エルタグループバトル」への挑戦です。エルタグループバトルとは、毎日19時から22時45分の間に行われる自国内の対戦大会。参加できるグループによってレベルが決められており、第1グループは11〜30レベル、第2グループは31〜50レベル、第3グループは51〜70レベル、第4グループは11〜70レベルとなっています。第1グループは低レベル帯で参加しやすく、参加人数も比較的少なめなため、PvPに慣れるにはもってこいのコンテンツになっているのです。
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| ▲エルタグループバトルは国家内で開かれる模擬戦闘といった感じでしょうか。終了したら復活地点に戻るくらいで、特にデメリットはないので積極的に参加したいところです |
エルタグループバトルは、開催時間の5分前になると参加確認ウィンドウがポップアップします(開催時間は公式サイトのエルタグループバトルの項目に詳しく書かれています)。ここで参加を選ぶと専用フィールドにワープし、戦闘まで待機することになります。ただし、接続しているチャンネルが戦争チャンネルや一般チャンネル2の場合にはウィンドウはポップアップするものの、参加することはできません。一般チャンネル1に移動することで再度ウィンドウがポップアップするので、そこから参加するようにしましょう。
エルタグループバトルは15分の間に敵チームをすべて倒すか、時間経過後に獲得ポイントの多いほうが勝ちとなります。敵チームのプレイヤーを倒すと経験値やアイテムなどがもらえたりするうえに、グループバトルに勝利した場合には名誉点やゴールド(ゲーム内マネー)が獲得できるようになっています。ただし、途中でやられてしまった場合には復活地点に戻されてしまうため、勝利時の報酬はありません。
狩り場でパーティーを組む機会がなくても、エルタグループバトルでは気軽にパーティーを組めるため、対人戦入門と共にパーティー入門にも最適という感じです。筆者が何度か参加したエルタグループバトルでは、プリーストの参加者は少なく、ブレッシングやヘイストを全員にかけるだけでも十分役に立っている感じでした。乱戦になってもホーリィシールドをかけてデコイになって敵をひきつけたり、近接型の味方にヒールを連打したりして援護するなど、職業によっていろいろと役割を見出すことができるようにも感じられました。
ちなみにこのエルタグループバトルは、国家内のチーム戦なので、国家に所属していないと参加することはできません。このグループバトルで対人戦の雰囲気を感じ取り、ゆくゆくは国家戦へと参加していくことになる……というわけなのです。
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| ▲ウィンドウがポップアップし、画面右下に参加可能時間を示すゲージがあらわれるので、ログインしていれば時間を忘れて参加し忘れたということはまずありません |
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| ▲30レベルまでの低レベル戦ならば初めてでも状況を掴みやすい感じです。自分が所属するチームを把握し、敵チームと戦っていきましょう |
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| ▲11〜70レベルの第4グループはさすがに参加人数が多く、パーティー同士が連結したスクワッド状態に。もはやお約束ですが、どこからともなく飛んできた攻撃で一撃でやられたのはいうまでもありません(笑) |
| 次回予告 |
| プレイヤーはアマルカントでの調査を終え、クラウス少佐の手がかりを追って新たなるエリアへ! そしてついに国家戦への参加が近づいて……!? 他国領土へと一気に広がりを見せる『AIKA』の世界とは! そして“成長”という大イベントを目前にひかえて、今回少なかったプラン分(?)は補充できるのか!? |