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11年目の『テイルズ オブ』一挙4タイトル発表 |
2006/06/20 |
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バンダイナムコゲームスは6月20日(火)、都内にて『テイルズ オブ』シリーズの2006年度ラインナップ発表会を行った。
発表会では、すでに発表済みのDS『テイルズ オブ テンペスト』の続報に加え、PSP『テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション-』『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー』、PS2『テイルズ オブ デスティニー』の3タイトルが新たに公開。また、詳細は明らかにされなかったものの、2007年には『テイルズ オブ デスティニー2』がPSPへ移植されることも明らかにされた。
これらのタイトルの詳細は別の記事にて触れているので、そちらを参照していただきたい。ここでは発表会の様子を中心にお届けしよう。
■2006年の『テイルズ オブ』は“飛翔“の1年に
最初に登壇したのは、バンダイナムコゲームス代表取締役副社長・鵜之澤 伸氏。鵜之澤氏は「バンダイナムコゲームスに変わって3ヵ月、最初はお互いぎこちなかったりもしましたが、ようやく一つの会社としてモノを作る体勢ができてきました」と述べたうえで、「ナムコの作る作品にはつまらないソフトがない。社内にクリエイターがいる感動は、バンダイの時にはなかったもの」と、旧ナムコの開発チームを絶賛。合併の効果について嬉しそうに語ってくれた。
続いて壇上に登ったのは、『テイルズ オブ』シリーズを統括する、ユニットリーダーの吉積 信氏。吉積氏は、「シリーズ11年目となる今年は、『テイルズ オブ』シリーズにとって“飛翔“の年にしていきたい」と語り、2006年のソフトラインナップを一挙公開。『テイルズ オブ ザ テンペスト』『テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション-』『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー』『テイルズ オブ デスティニー』の4タイトルについては既報の通りだが、さらにここで「タイトルのみの発表」としながらも、PSP版『テイルズ オブ デスティニー2』が2007年発売予定であることも明らかにされた。
■フルボイスで蘇る『テイルズ オブ ファンタジア』
吉積氏に続いてマイクを渡されたのは、『テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション-』のプロデューサー・野口 伸二氏。ここからは各タイトルのプロデューサー/ディレクターが、それぞれの担当タイトルについて詳細説明を行う形となった。
PSPで9月7日(木)発売予定の『テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション』は、シリーズの原点となる第1作目をPSPに向けリメイクしたもの。タイトル通り、メインストーリー部分の完全フルボイス化を実現しているほか、戦闘時のキャラクターを2頭身→3頭身へリニューアルし、さらにPS版やGBA版の追加要素をすべて盛り込むなど、これまでの集大成的内容に仕上がっている。会場では実際に動いている映像が公開されたが、主人公クレスと両親の別れのシーンなど、フルボイスによる演出が加わっただけで、ぐっとドラマチックなものになっていた。 また、PSP版だけの新要素として、「アイテムの所持数アップ」「経験値2倍」といった様々な特典を購入できる「グレードショップ」(2周目以降)、さらに街や洞窟など、どこにいてもロードが可能な「どこでもロード」が追加されることも明らかに。野口氏は「PSPのワイドかつ高精細な液晶により、非常に美しい映像を実現することができました。これまでSFC→PS→GBAと展開されてきた本作ですが、その集大成となる作品にしたい」と、発売に向けての意気込みを語ってくれた。
■『テイルズ オブ ザ テンペスト』最新映像も
続いてふたたび吉積氏が登場し、DSで2006年発売予定の『テイルズ オブ ザ テンペスト』について紹介。misonoが歌うテーマソング「VS(ヴァーサス)」にのせて、オープニングデモの一部(と思われる)や、ゲーム序盤、主人公の父親が獣化して戦うシーンなどが新たに公開された。 吉積氏は、「DSについては以前から興味を持っていました。これで『テイルズ オブ』を作ったら何ができるか? と考えて作ったのが本作」とし、3ライン+3Dの「3on3 リニアモーションバトル」の魅力や、タッチスクリーンや通信機能を使ったDSならではの要素について説明してくれた。
さらにゲストとして主人公・カイウス役の高城 元気氏も登場。高城氏は「『テイルズ オブ』シリーズは全作品遊んでいます。だから最初にお話をいただいた時は、飛び上がるほどうれしかった」と語りつつ、「携帯機なので、しゃべれる時間が短いんです。どの技名も大切に叫びたかったけれど、がんばって短くしました」と、収録時の苦労について聞かせてくれた。 さらに、ヒロイン・ルビア役の門脇 舞氏からもビデオメッセージが。門脇氏は「今回のキャラクターは、今までに比べて幼く、ひたむきな感じ。これからゲームを始める子供たちへの入り口としてはぴったりだし、もちろん遊び慣れた人も、暖かい気持ちになれる作品です」と、コメントしてくれた。
■セルフカバーで生まれ変わる『テイルズ オブ デスティニー』
3本目は今冬発売予定のPS2版『テイルズ オブ デスティニー』。こちらはディレクターの馬場 英雄氏が登壇し、説明を行った。 本作は1997年に発売されたシリーズ2作目をPS2に向けリメイクしたもの。と言っても、戦闘システム、グラフィック、セリフ、ボイスなど、メインストーリー以外はほぼすべて刷新したという力の入れようで、馬場氏はこれを「『テイルズ オブ』シリーズ初の“セルフカバー”」と表現。発表会で公開された映像を見ても、マップ画面、戦闘画面ともにPS版とはまったく違うものに仕上がっており、PS版経験者も新鮮な気持ちで遊べそうだった。 また、「プロモーションチームには怒られそうですが、言っちゃいます」と前置きしたうえで、新たなバトルシステムとして「AR-LMB(エアリアル リニアモーションバトル)」が採用されることも明らかに。敵を空中に打ち上げての華麗な空中コンボや、「チェインキャパシテム」(まだ詳細は不明)による、爽快感&戦略性溢れるバトルが楽しめるようになっているとのこと。
続いてゲストとして登場したのは、発表会の司会も務め、『テイルズ オブ デスティニー』にもリオン役として参加している緑川 光氏。「最初に画面を見せてもらった時は、10年前からの変わりように驚きました。ぜひ前作も遊んでいただいて、昔と比べながら、昔を思い出しながら遊んでほしい」と語ってくれた。
■自分だけの物語を――『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー』
最後は、『なりきりダンジョン』『サモナーズ リネージ』などの作品で知られる『テイルズ オブ ザ ワールド』シリーズ最新作、PSP『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー』が、プロデューサーの大館 隆司氏から紹介された。 本作の特徴は、特定の主人公が存在せず、プレイヤーが自分だけのオリジナルキャラクターを作成し、冒険していく点。性別はもちろん、髪型、フェイスタイプ、さらにはボイスや職業(クラス)まで自由に設定し、育成していくことが可能となっている。「タイトルの“マイロソジー(神話学)”には、“マイ=my”とかけて、自己探求学の意味も含めています」と語られた通り、「自分自身」を育成し、掘り下げていくのが本作の大きな要素になっているようだ。 クレスやスタンといった歴代シリーズのキャラクターが総登場するのも本作の大きな特徴だ。ゲーム中では彼らと自由にパーティを組み、自分だけのドリームチームを結成することが可能。また、詳細は明らかにされなかったものの、インターネットを通じて、他のプレイヤーが育てたキャラクターをダウンロードしたり、アイテムを交換したりといった仕掛けも考えているとのこと。従来の『テイルズ オブ』シリーズにはない、新しいチャレンジが数多く盛り込まれており、発売が楽しみな作品だ。
ここでゲストとして、本作のヒロイン・カノンノ役の工藤 晴香氏が登場。工藤氏は「ゲームのアフレコは初めてで、アニメと違って絵がない状態で喋らなければならないので大変」と収録時の苦労について語りつつ、「本作では歴代の人気キャラクターが総出演しますが、ぜひカノンノにも注目してあげてください」とコメントしてくれた。
続いて、本作のテーマソング「光と影」を歌う植村 花菜氏も登場。「ゲームのイメージに合わせ、スピード感があって、思わず冒険に出たくなるような、勢いのある曲にしてみました」と語った上で、生ライブを披露。「ルールは自分で作ればいい」「心のままに進めばいい」といった、ゲームのテーマに沿った歌詞もあちこちに見られ、まさに本作のイメージにぴったりな楽曲に仕上がっていた。
■コミュニティサイト立ち上げなど、様々な連動企画も
最後に、マイクはふたたび吉積氏へ。今回発表されたタイトルについて、販促キャンペーンの案内が行われた。
まず、『テイルズ オブ ザ テンペスト』は、予約特典として設定資料集や、はみだし『テイルズ オブ』トリビアなどを収録したオフィシャファンブックが付属。吉積氏は発売延期についてお詫びしつつ、これ以外の購入者キャンペーン企画についても「再構築中」とコメント。発売日とともに、これらの企画についても決まり次第お伝えしていくとのことだ。
また、『テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション-』『テイルズオブ デスティニー』『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー』の3作品にはそれぞれ、シリーズお馴染みの回復アイテムにちなんで「アップルグミ編」「オレンジグミ編」「レモングミ編」と題した「ドラマチックDVD」が付属する。今のところ内容が公開されているのは「アップルグミ編」のみだが、こちらはチャットドラマ、声優インタビュー、設定&イラスト集、秘蔵イベント映像などが収録予定。吉積氏は「3つ揃えることで、HPもTPも完全回復するようなアイテムにしたい」と、発売に向け意気込みを語ってくれた。
さらに吉積氏の口からは、『テイルズ オブ』シリーズと連動するコミュニティサイトも現在企画中との発表が。パスワードで新たなアイテムを入手したり、さらに『テイルズ オブ ザ ワールド レディアント マイソロジー』では、他のプレイヤーが育てたキャラクターをダウンロードしたりといった要素を今のところ予定しているとのこと。併せてサイトのイメージ映像も公開されたが、メッセージを書き込んだり、訪れた人の履歴が「あしあと」として残ったりと、SNSに近い機能をいくつか確認することができた。また、歴代のシリーズキャラをアバターとして使用したり、アイテム課金により部屋やキャラクターを飾り付けたりといった仕掛けも用意されているようだ。
吉積氏は最後に、「10年間、大勢の皆さんの力を借りてここまでやってくることができました。遊んでいただいたみなさんの人生が変わるような、感動的なコンテンツをこれからも作っていきたいと思います」とコメントし、発表会の幕を閉じた。 11年目を迎え、新たな“飛翔”を見せる『テイルズ オブ』シリーズ。今回は各タイトルについての簡単な説明どまりだったが、今後のさらなる詳細情報に期待したい。 |