プレスリリース  

日本一のギルドついに決定『ラグナロク』日本大会決勝

2005/08/22
[『ラグナロクオンライン』公式サイト]
   
 
 MMORPG『ラグナロクオンライン』のギルド戦(GvG)日本一を決定する「ラグナロクオンライン ジャパン チャンピオンシップ 2005」(以下 RJC)の決勝トーナメントが、2005年8月21日(日)、東京・有明のディファ有明で開催された。
 ディファ有明は、プロレスや格闘技の試合が多く行われるイベントホール。現在は全日本プロレスから離れた三沢光晴が率いるプロレスリング・ノアの本拠地として有名な、「格闘技の聖地」となりつつある会場だ。
 「RJC」は、『ラグナロクオンライン』のギルド日本チャンピオンを決定するイベント。2005年6月のエントリー開始から2ヶ月の間繰り広げられた一大イベントだ。7名以上のギルドで行うトーナメントで、相手ギルドを全滅させるか、試合制限時間の10分間で生き残ったメンバーの多い方が勝利となる。
 『ラグナロクオンライン』のGvGイベントとしては、2004年に韓国で行われた世界大会「ラグナロクオンライン ワールド チャンピオンシップ2004」(RWC2004)があった。しかし、国際大会と言うことで未成年者など参加が困難になるケースが目に付いたため、本年は国内での大会としたという。そのことも功を奏してか、「RJC 2005」の参加を希望したギルドは500組を超え、予選には実際に256組が戦いに挑んだ。
 決勝トーナメントには、予選を勝ち抜いた16組のギルドが参加。イベント開催時刻には、多くのギャラリーが戦いの地へと足を運んだ。会場ではユーザーによるファンイベント「RAG-FES 10」も併催され、『ラグナロクオンライン』ファンが同人誌やグッズを手に、多くのブースが出店していた。また、関連グッズの販売や、『ラグナロクオンライン カードゲーム』用のテーブルも用意され、「RJC」だけではない一大ファンイベントとなった。

 決勝トーナメントが開始された直後、『ラグナロクオンライン』を運営するガンホー・オンラインエンターテイメント社長森下氏にインタビューを行ったので、その様子をお伝えしよう。

 ジーパラ:まず、今回は世界大会ではなく国内大会としたことの意義や反響について教えてください。

森下氏:前回は、韓国での世界大会という形で行いました。しかし、未成年者の参加が困難になったことや、(現地の祝日の関係などで)開催日程の調整が難しく、人数が揃わないなどの弊害が大きい。そこで今回、国内での開催としました。しかしこのおかげで、非常に多くの参加者に恵まれました。国内で行ったことで、非常に多くのギャラリーがあつまり、改めて関心の高さが分かりました。

ジーパラ:参加ギルドは多かった?

森下氏:500くらいのギルドからオファーがありました。そこから256組が選ばれて、予選を開催しました。正直、出だしは(申し込みも少なく)つらいかなと思ったんですが、締め切り近くになるにつれ多くの申し込みが来ました。

ジーパラ:今後も国内での大会をメインにしていくんですか?

森下氏:先のことは分からないですが、現在はそのように考えています。もちろんオンラインゲームですから、世界中と戦えるのが一番なんですが。これは『ラグナロクオンライン』に限らず、世界とつなげていきたい。各国でも大会が行われていますから、たとえば台湾のチャンピオンギルドを呼んで、日本チャンピオンとのエキシビションマッチを開催するなど行っていきたいですね。

ジーパラ:『ラグナロクオンライン』は、元々GvGなどの戦闘に特化したようなゲームではありませんが…

森下氏:はい。確かにその通りです。しかし毎週開催する攻城戦などを通して、だんだんレベルは高くなってきています。「戦い」と言うより、一種の「スポーツ」のような感覚で楽しんでもらいたいと思っています。オンラインゲームにはそう言う楽しみ方もあるよ、と。それを浸透させていくのも、メーカーとしての役割だと思っています。今回もね、一種のスポーツという感じを出したくて、ディファ有明のこの会場を選んだんですよ(笑)スポーツの決勝戦風に、ストイックな感じを演出しています。(ガンホーのイベントではおなじみの)ダンスのショーも無いしね(笑)スポーツですから、トップを目指すのが本質ではなく、そこで生まれるコミュニケーションが本質です。楽しみ方の一つとして、実際に参加して、多くの人に楽しんでもらいたいですね。

ジーパラ:今後も「RJC」は定期的に継続していくのですか?たとえば毎年開催するとか

森下氏:参加してくださった皆さんの意見を反映して、形は変えていくとは思うのですが、定期的に開催したいと思っています。まだ決勝戦前なのに、「RJC 2005 Winter」を開催したいなんて声もあるんですよ(笑)

ジーパラ:さて、今後も継続して…とのお話を聞けたところで、『ラグナロクオンライン』の今後なんですが。(『ラグナロクオンライン』の開発元である)韓国グラヴィティ社が、東京ゲームショウで『ラグナロク2』の発表を予定しています。日本における今後の『ラグナロクオンライン(1)』は…?

森下氏:ええ。確かに、グラフィックの面などでは『ラグナロク2』は『ラグナロクオンライン(1)』よりも優れているでしょうし、ゲームシステムも違います。同じ“ラグナロク”でありながら、全く別の物ではあります。しかし、我々が大事に育ててきた『ラグナロク』の世界です。プレイヤーが同じ『ラグナロク』の世界である『ラグナロク2』に“引っ越した”としても、ガンホーとして何も問題はありません。むしろ、ほかのゲームに行ってしまうよりは嬉しいです(笑)。現時点では何も言えませんが、もし「仮に」、ですよ。これは本当に仮定ですが(※と、強く前置きしたあとで)ガンホーが『ラグナロク2』のサービスを始めたとしても、『ラグナロクオンライン(1)』は、平行してサービスを行います。日本におけるMMORPGの原点、ホームとして、いつまでもあり続けたいと思っています。良く「ゲームの寿命は?」のような話をされることがありますが、たとえば子供に父親が育てたキャラを譲るくらいね(笑)長い間サービスしていきたいと考えています。(コンシューマタイトルとは異なり)コミュニティが主体のゲームですから。とはいえ、正直なところ現在『ラグナロクオンライン』の2Dのキャラクタは大変になってきているんですよ。ドットを打てる“職人”が、もうあまり残っていないんです(笑)。まあ、グラフィックに関しては良いとしても、いつかグラフィックのメインが2Dから3Dに替わっていったように、ゲームデザインの流れに大きな変化が訪れて、超えられない壁に直面するかもしれませんね。でもそれまでは、“MMORPGの聖域”として守り続けていきたいと思っています。

ジーパラ:なるほど、ありがとうございました。最後に、今回の「RJC」と併催されているユーザーイベント「RAG-FES」ですが。今後、ガンホーが主催でこのようなイベントを開催すると言うことは?

森下氏:「RAG-FES」は、完全にユーザーが主体となったユーザーイベントです。今回は「RJC」と併催ですが、これはタイミングを合わせて協力してやっていると言うことです。今までもこれからも、あくまでユーザー主体のイベントで、ガンホーがオフィシャルで開催する予定はありません。主催する、と言うこと自体が、ユーザーたちの楽しみになっていますしね。ほら、学校の文化祭のようにね。準備して、開催すること自体が楽しい。その楽しんでくれていることをガンホーが手を出すようなことはしない。ユーザーが主体でこういったイベントを行ってくれるのは非常にありがたいことで、出来る限りの協力はしていきたいと思っています。3年間『ラグナロクオンライン』が育ってこれたのは、ファンの皆さんのおかげです。ほかのタイトルでも、こういったユーザーイベントが行われるようになって欲しいと思っています。もちろん、『ラグナロク2』でもですね。

ジーパラ:なるほど、ありがとうございました。

 インタビューでは、今後も「RJC」継続の可能性を聞くことが出来たが、今回の「RJC」決勝はと言うと、激戦に次ぐ激戦。非常にテクニカルで「上手い!」と会場から声が沸く戦いが続いていた。決勝戦はFENRIRワールド出身の「Penrir」と、LOKIワールド出身の「Cafe」の一騎打ちとなった。3セットマッチで行われた決戦は、一本目を圧倒的な攻撃力で「Penrir」が奪取。しかしこのとき、「Penrir」の作戦を「Cafe」は見抜いていた。防御的な戦いから勝利を収めるパターンの多かった「Cafe」は作戦を転換。「Penrir」の主戦力モンクの動きをよみ、思うように攻撃をさせずにカウンターを入れる作戦で、2、3セット目を連取。見事優勝の座を射止めた。

 試合後「Cafe」のメンバーは、「出来ることは全てやる。買える装備は全て揃える。どんなに大変でも、完璧を目指す」それが優勝までいけた理由だと語った。RJCの開催が決定してから2ヶ月間、毎週1〜2回、大会直前はほぼ毎日、ギルドメンバーで集まって紅白戦のような模擬戦を行っていたという。さまざまな敵を想定し、練習を繰り返したという。「まるでサークル活動みたいにね」と語る笑顔に、森下氏がコメントしていた「スポーツのように参加して欲しい」と言う精神が、ユーザーに伝わっているのを感じた。

 閉会式の最後に、スクリーンに映し出されたのは「Road to RJC 20XX」の文字。必ず次回の開催を行うと、ステージ上の森下氏の言葉に、会場からは多くの歓声が上がった。
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