プレスリリース  

ガンホー・Gモードの共同戦略を発表。ポータル事業へ

2005/07/25
[ガンホー公式サイト]
   
 
 100万人の会員を有し、『ラグナロクオンライン』や『A3』と言ったMMORPGを運営するガンホー・オンライン・エンターテイメント(以下 ガンホー)と、携帯電話をプラットフォームにしたゲームでおよそ850タイトルを展開するジー・モード。2005年7月21日(木)に、両社の業務・資本提携が発表された。
 本日7月25日(月)、この提携に関する記者会見が、東京有楽町の帝国ホテルで開催された。壇上に上がったガンホーの森下社長は、「PCでのオンラインゲームのNo1であるガンホーと携帯でのゲームのNo1であるジー・モード。両社にとって理想的なM&Aとなる」とコメントした。
 提携の内容は、大きく分けて三つ。まず、ガンホーによるジー・モードへの資本提携。ジー・モードが第三者割り当てによる新株式発行(22,467株/1株につき173,000円)を行い、それをガンホーを割当先とする。この増資により、ガンホーがジー・モードの19.5%を保有する筆頭株主となる。
 次にモバイルプラットフォームでのガンホータイトルの、ジー・モードによる運営。既に発表されている『ラグナロクモバイル』をはじめ、ガンホーがモバイル化権を持つタイトルの運営をジー・モードが行うという。
 以前よりガンホーは「マルチプラットフォーム」を掲げており、PCでのオンラインゲーム以外にもアニメやグッズ展開などを行っている。すでに家庭用ゲーム機タイトルの開発力を持つゲームアーツとの資本関係を持っており、今回のジー・モードとの提携により、PCオンラインゲーム、家庭用ゲーム機、携帯電話の三デバイスにまたがる強力な協力関係を築き上げたことになった。
 そして最後に、ガンホーとジー・モードによる共同事業新会社の設立があげられた。この新会社は両社出資の元設立され、オンラインゲームポータル事業を運営することが発表されている。このゲームポータルでは、今年度中にサービス開始が予定されているタイトルも含めたガンホーの9タイトルと、ジー・モードが有する携帯用ゲーム848タイトルが提供される予定だ。
 会見の中で、現在のガンホー公式サイトが持っている会員の管理機能などはこの新会社の運営するゲームポータルへ統合していく構想であることを明らかにした。また、ジー・モードのゲームに関しても、キャリアごとの規定などいくつかの障害があるものの、最終的には統合し、PCと携帯の橋渡し的な役割を担うサイトを運営して行きたいと、ジー・モードの宮路社長は語った。

 会見中、盛んに語られたキーワードは、「Stay Time(ステイ・タイム)」。これは、従来の「ページ・ビュー」と言うウェブの判断基準を超え、ユーザーの滞在時間をポータルサイトの価値判断基準とするというもの。ガンホーの運営するゲームのプレイ時間に加え、“隙間”的な時間での滞在時間を稼ぎ出すジー・モードのモデルが相互に補完しあい、より大きく強いサイトを作り上げる構想であるとのことだ。

 今回の会見では、両社が協力することでネットワークエンターテイメントを提供する上で大きな効果を生み出すことを期待している点が強く強調された。単体のテレビやiPodのようなポータブルプレイヤー、さらにあらゆるメディア・デバイスがネットワークに接続された、近い将来訪れるだろう「デジタルコンバージェンス」下で、常に“エンターテイメント”を提供し続けることが出来るようになると言う。新会社の設立は予定されているのは2005年10月末。現時点では、まだ具体的な提案がなされたわけでは無いが、従来の「マルチプラットフォーム」の概念を超えた「マルチプラットフォーム」戦略の登場を楽しみに待ちたい

 
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