2007年に「Gravity」社は、今まで自社を支えてきた『ラグナロクオンライン』の続編である『ラグナロクオンライン2』をリリースした。
また、ハードコアMMORPG『レクイエム』や『エミル・クロニクル・オンライン』といった正統派MMORPGと共に、カジュアル野球ゲーム『Wベースボール』、人気キャラクタ「プッカ」を起用した『プッカレーシング』、韓国国内で初めて公開されたアイスホッケーゲーム『BODY CHECK ONLINE』などのカジュアルゲームなど、数多くのタイトルをリリース。忙しい日々を送っている。
これまで『ラグナロクオンライン』だけに集中してきた「Gravity」社は、2007年に一気に多数のゲームをリリースしている。そのうえ今年で6回目を迎える「Gravity Festival」も開催する予定だ。このような「Gravity」社の活発な運営の中心には、クォン・ヨンジュ事業本部長がいる。
「多くの方々から、今年のような創立以来の忙しさは見たことがないとよく言われます。本当にそうです。おそらく今年に入り、特に新しいゲームをたくさんリリースしたからでしょうね」。
2007年は何よりも『ラグナロクオンライン2』を公開したのが一番記憶に残る。しかし、惜しい部分もたくさんあると彼はコメントしている。
「2004年から期待されてきた作品であり、また2007年も最も注目を集めてきた『ラグナロクオンライン2』。韓国が、本作の初のサービス国であるにも関わらず、その期待に十分に応えられなかったことがすごく残念です」。
この悔しさをベースに、2007年7月11日(水)には『ラグナロクオンライン2』の大規模パッチが適用された。ユーザーからの要求を積極的に導入させたほか、バランス調整および発表されていたにも関わらず未実装だった要素を導入。今後のコンテンツ追加を踏まえた基本プレイの整理に注力したパッチであった。
そして「Gravity」社は、自社の最大の強みである「グローバルネットワーク」を利用し、『ラグナロクオンライン2』を韓国だけに限らず、全世界に認知させるための計画を立てている。
また「Gravity」社は2007年に『ラグナロクオンライン2』以外にも、数多くのゲームをリリースした。「Gravity」社にまったく似合わなそうなイメージだが、コアユーザーを確保しているMMORPG 『レクイエム』と『エミル・クロニクル・オンライン』、そして『Wベースボール』『プッカレーシング』『BODY CHECK ONLINE』などがその例だ。
「我が社はゲームをユーザーに提供し、楽しさを与える空間です。“Gravity”という空間でユーザーが最高に楽しい体験ができるよう多方面のジャンルをサービスしようと努力しています。特に今年は気軽に楽しめるカジュアルゲームをリリースすることに力を注ぎました」。
また、新規カジュアルゲームのサービスと共に「Gravity」社が最も力を入れている事業は「ラグナロク」というブランドを世界的に認知させる作業である。
『ラグナロクオンライン』は60ヶ国以上に進出し、韓国と中国を除いた多くの国で人気オンラインゲームトップの座を獲得している。しかし「Gravity」社の狙いはそれだけではなく、ブランドとしての価値を強固にするという計画である。
北米や日本など、ゲームの歴史が深い国のタイトルは、その多くが広く認識されている。そして、そのようなゲームがオンラインゲームとして製作できる可能性は無限である。しかし、ゲームの歴史が短い韓国では、必ずしもそうではない。
よって北米や日本で有名な『ロード・オブ・ザ・リング』や『ファイナルファンタジー』のようなゲームがオンライン化されると、ブランド力に劣る韓国のタイトルは世界で手も足も出せない状況になる、というのが関係者たちの予測である。
「韓国の作品においても、タイトル名だけで世界に通用するゲームが必ず必要だと思います。そしてその最初の作品が『ラグナロクオンライン』になってほしいというのが、我々の願いです」。
とても多忙な日々を送っている「Gravity」社。しかし「Gravity」社にとって2007年は、ゲームの種を撤く年であると言う。ゲームという種子を熱心に撤き、水や肥料を注ぐ。そして1年後、多くの実を結んだ「Gravity」社の姿が見られることが、期待されている。 |