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1人のゲーマーに耳を傾けたインディ開発者に賞賛の声
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2012.01.31 |
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ゲームデザインにまつわる数々の決断は、“大多数のプレイヤー”を想定して下されるのがふつうだろう。その過程で、少数派の声は切り捨てられてしまいがちだが、インディー系のゲームとなると話は別かもしれない。
そのゲームとは、久々の正統派ダンジョンRPGとして、海外のコア系ゲーマーの間で期待が集まっている『Legend of Grimrock』。本作は、ベンチマークソフトで有名なFuturemarkや、『Alan Wake』の元開発者たちが立ち上げたフィンランドの製作集団Almost Humanが開発している。
その公式サイトで開発状況を知らせるニュースに、1月9日(月)、ゲーマーから質問のコメントが寄せられた。
「『ダンジョンマスター』のように、移動アイコンをマウスでクリックする方式も採用しますか?」
これに対して開発者ペトリ氏は、「移動アイコンは表示しません。どうしてその質問をしたのか聞いてもいいかな? 昔のゲームで移動アイコンをクリックしていた人を僕は知らないもので」と逆に質問。すると、「僕はハンディを抱えていて、タイプするときはマウススティック(口にくわえた棒)を使っています。『ダンジョンマスター』では移動アイコンをクリックするほうが僕にはやりやすかったんですよ。でも何とかします」という答えが返ってきた。
それからわずか2時間半後。ペトリ氏から新たなコメントがきた。「移動アイコンが追加できないわけはないので、君のために追加しました。設定メニューでONにできます。ゲームを気に入ってくれるといいな!」
この親身な対応とフットワークの良さに、当のゲーマーだけでなく、ゲーマーコミュニティが驚愕。掲示板サイト“Reddit”は賞賛の声で沸き、同社のメール受信箱も感謝と応援のメッセージであふれ返っているそうだ。Almost Humanに対するゲーマーの信頼は大いに高まったことだろう。
もちろん、どんなゲームメーカーもすべての要望にそうことはできない。だが、大手メーカーで同じことは可能だったろうか。ゲーマーとの信頼関係について、今回の出来事はあらためて考えさせるきっかけとなっているようだ。
(中島理彦)
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▲通常の画面 |
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▲移動アイコンをONにした画面 |
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