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世界初!本当に宇宙で撮影された映画 製作を務めたその男の名は…
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2012.01.19 |
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技術の粋を凝らしたCGを多用するSF映画は数あれど、本当に宇宙で撮影された作品はこれまでなかった。その未踏の領域に、初めて手をつけた男がいる。
『ウルティマ』シリーズのクリエイターとして知られる、リチャード・ギャリオット氏がその人だ。
3000万ドルもの大金を4年前に投じ、ついに念願の宇宙旅行を実現したギャリオット氏。その旅路をカメラに収めたドキュメンタリーフィルム「Richard Garriott: Man on a Mission」が、アメリカで劇場公開中だが、いま話しているのはその映画のことではない。
Space.comに本人が明かしたところによると、国際宇宙ステーションを訪れた当時、ギャリオット氏はNASAやロシアの宇宙飛行士たち3人に協力をお願いして、8分間にわたる物語仕立てのショートフィルムを撮ったという。「Apogee of Fear(恐怖の頂点)」というタイトルで、本人によれば、これが“宇宙で撮影された初のSF映画”になるのだとか。
物語は、宇宙飛行士たちがギャリオット氏を笑顔で地球へ送り返すシーンから幕を開ける。氏が去ったあと、「やれやれ、これで厄介払いができた」とホッとする彼らだが、数日するうちに氏のことが懐かしくなってきた。と、そんな折、ステーション内部で異常事態が起きていることが発覚し……というストーリー。タイトルからして宇宙を舞台にしたホラー映画のように思えるが、宇宙飛行士やステーション生活の楽しい側面を見せる内容とのことだ。
このフィルムをギャリオット氏は公開したがっているのだが、NASAは許可してくれない。「NASAの施設の中で、NASAの宇宙飛行士を俳優として使って撮影したので、なかなか公開の許可がおりなくてね。おふざけが過ぎるらしい。彼らが伝えたいのはこういうメッセージじゃないってね」
そういうわけで、宇宙オタクの間で話題にはなっているとはいえ、当分の間は陽の目を見ることはないのかも。ただし、歴史的な意義に注目したワシントン市のスミソニアン博物館は、作品を所蔵したがっているそうだ。
(中島理彦)
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