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赤十字がゲームの戦争描写で業界との話し合いに積極的
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2011.12.13 |
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『Call of Duty: Modern Warfare 3』や『Battlefield 3』など、グラフィックの進歩によりリアルな戦場を描けるようになったビデオゲーム。その戦争描写に、なんと赤十字までもが関心を抱きはじめた。
赤十字国際委員会(ICRC)は、戦争や武力紛争の犠牲となった人々に、人道的保護と支援をする機関。同機関が関心を示しているのは、本物の戦場と同じような選択を、プレイヤーがつきつけられるタイプのゲームだ。ことによったら民間人など弱者への非人道的行為が可能になるゲームを、どうとらえたらいいのか――。先月ジュネーブで開催された赤十字の国際会議では、戦場シミュレーションにおいて人道にもとづく武力紛争法がどの程度考慮に入れられているのか、討議が行われたという。
上の動きに対し、メディアやゲーマーの間では一時期、「ゲームの内容に赤十字が介入するのでは?」「まさか架空のゲームキャラの行為に、本物の武力紛争法を適用しようとしているのでは?」といった懸念がもちあがった。そこでICRCは先週末、公式サイトに特別ページを設置し、意図をあらためて説明した。
それによると、ICRCが架空の戦争ゲームに注目しはじめたのは「軍隊を模擬体験するゲームは、武力衝突で守るべきルールへの意識を高めるのに役立つ可能性があるから」だという。また、人道法を描写する可能性を探るために、業界関係者と討論の場を持つ用意ができているとのこと。業界の懸念を意識してか、「戦争を題材とする一部のゲームは、武力紛争法をすでに考慮に入れている事実を歓迎します」とまで言っている。
心配の声は一応やんだようで、ブログメディア“Destructoid”のように「ICRCと開発者との協議から、ミリタリー系FPSに新境地がもたらされるかもしれない」と期待する向きも出ている。意外なところから発した興味深い動きであることは間違いなく、今後どのような展開を迎えるか気になるところだ。
(中島理彦) |