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任天堂の将来について海外アナリストたちがいろいろと…
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2011.11.08 |
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ニンテンドー3DSの不振などにより、最終赤字に転落する見通しを先月末に明らかにした任天堂。この発表が意味するものや、今後同社がとるべき道について、ブログメディア“Joystiq”は2人の業界通に意見を求めた。
その1人は、開発者向けニュースサイト“Gamasutra”でニュースエディターを務め、任天堂ファンでもあるカイル・オーランド氏。もう1人は、業界アナリスト/ブロガーのビル・ハリス氏だ。以下、2人の声を紹介しよう。
★最終赤字のインパクト
オーランド氏:何十年も黒字を安定して出し続けた同社が、最終赤字に転落したことは、企業として自己分析に取り組むきっかけになるだろう。
ハリス氏:任天堂に限らず、このところ日本企業は打撃を被っている。パナソニックも巨額の赤字を出したし、ホンダのアメリカ支社トップも、今年は最悪の年だと言っている。変動の多い市場で長年にわたりうまく舵を取ってきた任天堂だからこそ、よけいに目立つのだ。
★任天堂は今年もっとゲームを売ることができたはず
ハリス氏:ニンテンドー3DSに、3Dのデモンストレーションとなるソフトを内蔵しなかったのはとんでもない過ち。Wiiにあれだけ人気が出たのは、『Wii Sports』でモーションコントロールの楽しさを示せたからだ(※欧米ではWii本体に同梱された)。今までに浮き沈みはあっても常に収益を出せたのは、リスクマネジメントを注意深く行ってきたからだが、今回はうまくいかなかった。とても困難な時期に入るだろう。
★モバイル/ソーシャルゲームの台頭
ハリス氏:ゲーム企業が何十年も守ってきた価格モデルを、アップルとグーグルは(タブレットや携帯端末、iPod Touchによって)打ち壊してしまった。任天堂は手工芸のごとく美しく研ぎ澄まされたゲームを作る一方で、価格モデルをほぼ一手に支配していた。そのモデルが直撃を受けて苦労するのは任天堂だけでなく、全てのメーカーだ。(3DS向けにアイテム課金型ソフトの投入を発表したことについて)トライする価値はあるが、非ゲーム専用機のモバイルデバイスが台頭していることへの本当の対策にはならない。
オーランド氏:モバイル/ソーシャルゲームの台頭が市場に大きな変化をもたらした可能性はあるが、3カ月は様子見をする必要がある。初めての年末商戦と、初めてのマリオタイトル(『スーパーマリオ3Dランド』や『マリオカート7』)の結果を見るまでは、今の路線のままでいい。
★今後とるべき道
オーランド氏:任天堂は100億ドル規模の資産があると言われている。つまり、立て直しをはかる時間は十分にあるということだ。次の会計年度でも赤字が続くようなら、歴史的な大転換を迎えるときだ。
ハリス氏:ハード製造をやめるという手もある。最悪のシナリオをたどっても任天堂はソフトメーカーとして生き残るだろう。任天堂のゲームは他の追随を許さないほど愛されているのだから。
初の最終赤字を出したとはいえ、大嵐を切り抜けるための余力が任天堂にはあるという点で、2人の声は一致している。来年にかけて、任天堂がどんな答えを見いだすのか注目したい。
(中島理彦)
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