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『メトロイド アザーエム』に2点をつけたレビューにファンの猛反発
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2010.09.09 |
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“任天堂とTeam Ninjaのコラボタイトル”として話題を呼んだWiiソフト『メトロイド アザーエム』。これに“5点中2点”をつけたレビューが、ファンの猛反発にあって炎上している。
渦中の人物は、ゲームニュースサイト“G4TV”でレビュワーを務めているAbbie Heppe氏。多くのレビューサイトやファンが本作を絶賛するなか、彼女はかなり厳しい評価を与えた。
とくに彼女が問題視したのは、主人公サムスの人物像。従来の『メトロイド』シリーズに比べて、本作では計2時間にも及ぶカットシーンにより、サムスの内面描写が重視されている。その内容にHeppe氏は違和感をおぼえたようだ。
「10〜15年もの間、宇宙海賊を撲滅する孤独な任務をこなし、独力で生き延び宇宙を救ってきたバウンティハンターのサムス。ところが本作では、それをきれいさっぱり忘れなければならない。子供っぽく、自信がなくて、従順で男に指示されなければ力を振るうこともできない女の子。そんなサムスを受け入れなければならないのだ」
このようなサムスの肉付けは「彼女とそのファンを侮辱するもの」と容赦ないHeppe氏。「サブプロットは面白いし、グラフィックは大変よい仕上がり」と一方で評価しつつ、操作体系やサーチングビュー、パズル性などについても「ちぐはぐで練りこまれていない」などと断じている。
上の批評に、さっそく激しい反発コメントが殺到。その内容は「まーたフェミニストがぬかしてる。プロらしくないね」「性差別だとわめきたてる女にはもうウンザリ」「メトロイドは男のためのゲームなんだよ!」といったもので、多くは個人攻撃に終始。現在のコメント数は467件だが、不適切なコメントは運営元が削除するほどの騒ぎになっている。
お気に入りのゲームを酷評され、低い点数をつけられたことに怒るファンたち。その気持ちはわからないでもないが、ここまで感情的なのはいかがなものか。アカデミックな立場からゲームを論じるブログ“BrainyGamer”は、「Heppe氏がとったアプローチは真っ当なもの」と擁護している。
「正面きってのゲーム批評には、学者や頭の固い批評家以上に、ゲーマーが最も強く抵抗を示す。理路整然とゲームについて考えるライターをこきおろすことは、ゲームの自滅につながる。今回の批評のおかげでメトロイドの次作はもっとよくなるかもしれないのに」と同ブログは嘆いているところだ。
ちょうちん記事に終わらない、質のよいゲーム批評を定着させるためには、ゲーマー自身が変わらなければいけないということか。
(中島理彦) |