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ゲームは汗っかきの三十男だけのものじゃないという一言に激怒
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2010.09.09 |
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身振りや音声だけでゲームを遊べる新モーションコントロール技術“Kinect”。その11月発売に向けて、マイクロソフトは着々と準備を進めているところだが、そんな折、オーストラリアでコアゲーマー向けのニュースを報じている記者は、同社の放った一言にひどく気分を害しているようだ。
腹を立てているのは、PCハード関連ニュースサイト“Atomic MPC”のDavid Hollingworth記者。マイクロソフトの主催したプレスイベントに呼ばれた彼は、そこで披露されたKinectの技術に大いに興味をそそられ、E3で紹介されたときよりさらに進歩していると評価。
ところが、同社の担当者・David McLean氏が口にした一言にはカチンときた。イベントに集まったファッション雑誌やライフスタイル雑誌の記者たちを前にして、McLean氏はこう言ったのだ――。
「ゲームは、ヘビメタバンドのTシャツを着た汗っかきの三十男だけのものじゃありませんよ」
このジョークに報道陣はわいたが、Hollingworth記者は「思わず耳を疑った」とのこと。「テレビの前で体を動かしてもらうために、ゲーマーの大半をそんな一発ギャグでおとしめていいのか?」と、かなりおかんむり。「プレゼンは終始、“部屋にこもりきりのオタクと使いづらいコントローラ”をほのめかす内容だった。軽薄なファッション好きの機嫌をとるのは別にかまわないが、俺たちを足蹴にすることはないんじゃないか?」と続ける。
さらに同記者は視点を広げて、「同社がコア層のゲーマーをどういう目で見ているのかわかった。ゲーマーをステレオタイプな目で見れば、ゲーム人口の拡大を踏まえて求められるレーティングシステムの向上を阻害することにもなる」と現状を心配している。
でもまあ、そこまで目くじら立てることはないんじゃないかと筆者は思う。マイクロソフトとしては、今までゲームにほとんど触れたことのない人の関心を引くためにそう言っただけなのだろう。とはいえ、うっかり口を滑らせてコテコテのゲーマーを怒らせることのないよう、オーストラリアの担当者は気をつけたほうがいいかもしれない。
(中島理彦) |