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“ゲーム廃人”になったとパブリッシャーを訴えるも厳しい戦いに…
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2010.09.01 |
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先日、オンラインRPG『Lineage II』で“ゲーム廃人”になった米ハワイ在住の男性が、運営会社のNCsoftを訴えたことが話題になった。この件について、法律専門のブログは勝訴の見込みがあるのかを考察した。
原告のCraig Smallwoodさんによると、本人は2004年から2009年までの間にゲームを2万時間もプレイ(!)。ゲームにハマりすぎて、朝の起床や着替え、入浴、家族・友人との連絡など、日常生活に支障をきたした。
そのため、「ゲームの危険で不完全な特徴と、ゲームを利用するにあたっての安全で適切な方法をユーザーに警告・指導しなかった」と訴えて、NCsoftに損害賠償金を要求している。
これに対して連邦裁判所は、NCsoftの不起訴要求を退けて裁判の進行を決めたが、それでは、Smallwoodさんが賠償金を獲得できる見込みはどのくらいあるのだろうか?
この問いに、法律専門家探しのお手伝いサイト“LegalMatch”は、「『Lineage II』というゲームは初耳ですが」と前置きしながらも、「厳しい戦いになるはず」と予想している。
同サイトによると、中毒性があるものについて、業界全体による取り組みが法的に義務付けられる事例はごく限られているという。その数少ない例が煙草やギャンブルで、これらの有害性・中毒性を警告するメッセージはよく目にする。だが、別のもの、例えば、アルコール飲料やジャンクフードはその限りではない。
また、ゲームはとかくニュースで話題になりがちだが、他の娯楽に比べて中毒性が特に強いという証拠も見当たらない。
というわけで、かつての煙草販売業者のように、「中毒性があり有害だと知っていながら情報を隠していた」ことを証明でもしない限り、原告側の勝訴はありえない、という。
裁判はまだこれからだが、たしかにゲームの場合、上の争点を当てはめるのは難しそう。法廷でどういう論陣が張られるのか気になるところだ。
(中島理彦) |