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ゲームの売上は主人公キャラクタの性別が大きく影響するって本当!?
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2010.08.26 |
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ゲームの主人公といえば、やはり一般に男性が多数派。特に海外発の人気タイトルは、筋肉ムキムキの肉体派ヒーローが主人公になることが多いような気がする。“Gamasutra”の報道によると、世界に名だたる大手パブリッシャは「女性キャラが主人公のゲームは売れない」と考えているそうで、「女は取り除け」とのお達しを開発スタジオに下しているそうな(当のパブリッシャはこの報道を否定しているが)。
そこで、リサーチ団体“EEDAR”は、ゲーム主人公の性別にまつわる調査を実行。それによれば、業界全体で男性キャラへの傾倒が強いのはやはり明らかで、欧米でリリースされた現世代のコンシューマ向けタイトルのうち、男性キャラでプレイ可能なのは90%にも及ぶ。
ただし、女性キャラでプレイ可能なタイトルもそれなりにあって、51%となっている。また、詳しく内訳を見ると、カジュアルゲームでは男性・女性キャラでプレイ可能なタイトル数はほぼ均等、コア層向けタイトルでも女性キャラでプレイ可能なのは46%にも及ぶという。
で、ここからが本題。プレイ可能キャラの性別は、ゲームのクオリティや売上にどの程度かかわっているのだろうか?
クオリティはレビュースコアで測れると仮定して、コア層向けのゲーム910作品の平均レビュースコアを分析してみる。すると、“男性キャラのみ”“女性キャラのみ”“男女両方のキャラでプレイ可能”のタイトルの間では、スコアにほとんど違いが見られない。
ところが面白いことに、“性別不明”のタイトルは、平均スコアが著しく下がる。「おそらくロボットや毛むくじゃらの可愛い生物といったキャラデザインでは、感情移入しにくいのではないか」とEEDARの担当者は推測している。
いずれにせよ、過去5年間において、性別の選択とレビュースコアのかかわりを示す統計データはないことがわかった。
一方、売上については、レビュースコアと違って極端に高い数値が飛び出してくるため、定量的な分析はしにくいようだ。とはいえ、『マリオ』『Madden』『FIFA』『Call of Duty』など定番の人気シリーズにおいて、「主人公が女じゃないから売れている」なんて言うのがヘンなのは自明だろう。こうしたゲームの売上には、ブランド・ライセンシングやマーケティング予算、開発予算など、無数の要素が関わっているためだ。
とすると、冒頭に紹介した「女性キャラが主人公のゲームは売れない」という話は、まったく根拠がないことになる。いったい、どこから出てきた話なのだろう?
(中島理彦)
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