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なぜ発表間近までバレなかったのか?Kinectという商標
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2010.08.04 |
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新しいゲームソフトやハードの名称が、正式発表よりずっと前に判明して、ネットで報じられてしまうケースが最近増えている。これは、商標登録の透明化が進み、ネットでも出願事実を簡単に参照できるようになったためだ。
ところが、6月に正式発表されたマイクロソフトの「Kinect」は、発表の数日前まで新名称を報道メディアに知られることはなかった。秘密にしたままで、どうやって商標の出願をすることができたのだろうか? この問いにブログメディア“Joystiq”が答えている。
商標の出願状況は、アメリカの特許商標庁のサイトにアクセスすれば誰でも参照できる。商標の使用意図を明らかにすることで、他者による使用を阻むことができるが、一部の名称は報道で広く知れ渡り、正式発表時のインパクトが削がれるようになってしまった。
そこで、マイクロソフトが編み出したのは――「アメリカ以外の国で商標を出願し、アメリカにおける出願期限までの空白期間を目一杯利用させてもらう」という作戦だ。
商標法条約の締約国の中で、商標出願の透明化が進んでいない国を同社は見つけたのだ。それは南アフリカ共和国で、2009年10月29日に出願が行われているという。アメリカでの出願は、その日付から6カ月以内に行えばよい。
こうすることで、マイクロソフトは商標の出願をずっと以前に済ましておきながら、長い間メディアに気づかれずにおくことができた、というわけ。これ以前にも、同様の作戦をとった企業はあっただろうとJoystiqは推測している。
だが、こうして日の目を見た以上、今後は同じ作戦が通用しにくくなりそう。透明化を進める国も増えていくだろう。ネットの進化に合わせて、企業はまた新たな作戦を編み出す必要があるのかもしれない。
(中島理彦)
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