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「ゲームは映画と違って、人間ドラマを表現できない」との声に…
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2010.07.29 |
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ゲームの映像化作品としてはかなりスケールの大きいアクション・アドベンチャー映画「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」。本作を手がけたマイク・ニューウェル監督は、「ゲームは映画と違って、人間ドラマを表現できない」という考えの持ち主だ。
これまでに「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」「フォー・ウェディング」「モナリザ・スマイル」などの作品でメガホンをとったイギリス出身のニューウェル監督。そんな監督は、14歳の息子がプレイするゲームを目の当たりにして、人間ドラマは表現できないと確信するに至ったらしい。
「どんよりした目で毎晩大量殺戮をしているのを見て、こういうのはモラル的に受け入れられないと思った。人間とはもっと複雑なものなのに」「しかめっ面をした悪者が、ギザギザの剣を手にしてスゴんでいる。そんなゲームでは何の感情も抱けない。ゲームの話をするのも退屈でならない」と、徹底的にこきおろしている。
なお、本人はゲームは大の苦手。『プリンス・オブ・ペルシャ』のゲームでも、壁伝いに走れなくて何度も回転ナイフのワナに落ちてしまったそうだが、映画の観客にゲーマーが多いことは把握している。また“ゲームの映像化でいい作品ができたためしはない”という声も意識しており、「発言力の大きい観客から不満の声があがるのは避けたかった。“ゲームの映画”ではなく“ゲームのスピリッツをもつ映画”を作った」と胸を張っている。
さて、上の発言にゲーマーは腹を立てているかというと、案外そうでもないらしい。「まあそういう意見もあるだろうね」「いや、ここ最近は映画よりゲームのほうが感情のインパクトは大きいんだけどな」と、穏やかに反発する程度。監督の意見にも一理あるというわけか。
とはいえ、今日ではアドベンチャーゲーム『Heavy Rain-心の軋むとき-』など、心を動かす内容で評価を得たタイトルも存在する。こうした作品をプレイすれば、監督も少しは考えを変えてくれるかもしれない。
(中島理彦)
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