 |
 |
オタクの祭典“Comic-Con International”が宗教団体の標的に
|
2010.07.20 |
|
コミック/ゲーム/ドラマ/映画など、幅広いジャンルのファンが集まることで有名な、米サンディエゴ市のイベント“Comic-Con International”。40年の歴史をもち、アメリカで最大級の規模を誇るオタクの祭典が、悪名高い団体の攻撃の的になってしまった。
その団体とは、カンザス州トペカ市に拠点をおくウエストボロ・バプティスト教会。規模は小さいが、大きなイベント会場に現れては過激なデモ活動をすることで知られている。これまでに、同性愛者の権利を訴えるレディー・ガガのコンサートや、海外の任地で命を落としたアメリカ人兵士の葬儀などに押しかけていって、人々の感情を逆撫でするような言動をしてきたために問題視されている。
そして、ニュースサイト“blastr”などが報じたところによると、同教会は7月22日(木)、Comic-Con会場前で新たなデモを計画中とのことだ。
オタクの集まりがなんで攻撃の的になるのか? どうやら、コミックの登場人物を愛するのは“偶像崇拝”にあたるらしい。コスプレやフィギュア購入、作家・俳優のサイン会、パネルディスカッションは、神への信仰をさまたげるとでもいうのだろうか。
過去には“神はオタクを嫌う”というプラカードを掲げて活動したこともあるこの教会、今回のデモ告知でも「国の破滅は間近だ。バットマンやスーパーマンは、お前たちが自ら招いた混乱から助け出してくれるというのか」と吠え立てている。
だが、いくら言論や信仰の自由が保証されるアメリカとはいえ、人種や同性愛者、そしてオタクへの憎悪をまき散らすのはいかがなものか。アメリカでは各方面から非難の声が挙がっているところだ。
(中島理彦)
|