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女性はゲームに何を求めるのか。ベルギーの調査結果
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2010.07.08 |
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世に出ているゲームは圧倒的に男性向け。女性向けのゲームはどんなものか、具体的なイメージを誰も共有できていないのが実情だろう。そこでベルギーのある学生は、ゲームのどんなところに女性は引きつけられるのかを調べた。
ニュースサイト“AlphaGalileo”や“news.com.au”によると、この学生は、ゲント大学に通うLotte Vermeulenさん。ゲームに関する男女の好みの違いを研究する彼女は、11〜65歳のゲーマー983人を対象に調査を行った。
それによると、週当たりのゲームのプレイ時間は、女性は8時間に対し男性は17時間と、なんと2倍以上の開きが出ているとか。その理由は、「ゲームはいまだに男性向けのトイとみなされ、男性の興味を引くように作られているから」だという。また、女性は自分たちに向けたゲームが多くないことや、“子猫やピンクのリボン”にしか興味がないと思われていることにはウンザリしているという。
では、女性はゲームに何を求めるのか? 以下がその答えだ。
・簡単であること
ゲームの操作が理にかなっていて、簡単であることが大事。操作体系は常識の範囲内で、キーの組み合わせも複雑でないほうがいい。ゲームのルールは明確で、難易度も無理のない程度におさえておくべき。
ゲームが自分の手にあまると女性は投げ出してしまう。コツをつかむために時間をかける気がないのだ。だから、カジュアルゲームやソーシャルゲームのように、短時間で遊べてシンプルなゲームを好む。
・暴力描写はOK。ただし…
暴力描写そのものに引いてしまうのではなく、リアルな戦闘がダメ。暴力はユーモアを基調におくべきだ。男性よりカートゥーンっぽい2Dグラフィックのゲームを選ぶ傾向があり、“征服・破壊”より“問題解決・謎解き”を好む。
・アクションはガンガン
女性もアクション性の強いゲームは好き。“目標達成・進歩”も大事な要素だ。体を動かして友達と競うパーティゲームは、男性よりアピールする。
・主体的に動けるゲーム世界
メインクエストだけでなくサイドクエストも含めて、自由に課題を選び、探索できるゲームで俄然やる気になる。女性は、美しく豊かな環境で時間を過ごすのが好きだ。ダークな世界より、シャープで鮮やかな色合いの世界を好む。“自由・制御・挑戦・競争・没頭”といった要素にも強く引かれる。
面白いことに、“社会的接触”は男性にとって一番強い動機なのに、女性には反対に一番弱い動機となってしまうらしい。
・女性キャラの描写には注意
男性は露出度の高い美女が好みだが、女性は、同性が性的対象として描かれるゲームには興味をあまり示さない。特に、ゲームをやらない女性はそうしたゲームに嫌悪感を示す傾向が強い。
それでも、キャラの外見はなおざりにすべきではない。可愛くてフェミニン、なおかつ強くて実行力のあるキャラクタが好まれる。
意外な発見もあって、なかなか面白い調査結果だ。こうした試みを重ねることで、ゲームメーカーが女性向けのタイトルを作る素地ができあがっていくことを期待したい。
(中島理彦)
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