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ゲーマーは、自分の夢さえコントロールできてしまう!?
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2010.05.27 |
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ゲーマーはもしかしたら、ゲームだけでなく、自分の夢もコントロールすることに長けているかもしれない。
この考え方を提唱しているのは、カナダ・グラントマキュワン大学の心理学者Jayne Gackenbach氏。まだ決定的な証拠をつかんだわけではないとしながらも、「仮想体験に1日何時間も費やしているのなら、少なくとも練習にはなっているわけです。ゲーマーはゲーム中の環境をコントロールすることに慣れていて、それは夢にも適用できる可能性があります」と語っている。
以前から、明晰夢(自分が夢を見ていると自覚している夢)を研究対象としていた同氏は、ゲームの仮想体験と似ている点が多いのではないかと気づいた。事実、明晰夢を見る人とゲーマーは、両者とも空間認識能力に秀でて、乗り物酔いになりにくい。集中力もあるという。
そこで、ゲーマーと非ゲーマーの見る夢を比べたところ、ゲームを頻繁にプレイする人は、たしかに明晰夢を見る傾向が強いことがわかった。さらにくわしく調べるうちに、次のようなこともわかったという。
・夢の世界を変えるというよりは、夢の中における自分の行動に限ってコントロールできる
・夢の中では自分自身を体外から見つめ続けるのではなく、1人称視点と3人称視点が頻繁に切り替わる
さらにGackenbach氏は、ゲーム体験が悪夢にどう影響するかも調べた。
すると、ゲーマーにとっては悪夢はそれほど怖いものではなく、むしろ自分自身が反撃に打って出ることで、怖い状況を逆転させることもあるとわかった。「ゲーマーの場合、説明のつかないことが起きるのです。彼らは脅威から逃げ回るのではなく、面と向かって反撃に出る。普通の人より攻撃的なんです」と同氏。
ゲーマーが夢の中で示す攻撃性は、全体的にみれば少ないほうだが、いったん攻撃モードに入ると、R指定のバイオレンス映画さながらにムチャクチャなことをやらかすのだとか。
このことから、ゲーム体験は悪夢に対する防衛手段になると考えたGackenbach氏は、ゲームを利用して、戦争の記憶に悩む退役軍人の心理的トラウマを癒すことを検討している。さらに最近は、ゲームのレーティングに応じた暴力描写の度合いが、夢の中の攻撃性とどんな関係があるのかを調べているところだ。
筆者も今夜さっそく、夢を見たときに何ができるか試してみたいと思う。
(中島理彦) |