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メタスコアから見るPS3専用タイトル、Xbox 360専用タイトルの違い
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2010.05.20 |
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北米で2005年11月に発売されたXbox 360と、その翌年に発売されたPlayStation 3。この2機種のせめぎあいは今も着実に進行しているが、そんななか、業界ニュースサイト“IndustryGamers”は、総合レビューサイト“Metacritic”で算出されているメタスコアをもとに、PS3/Xbox 360両ハードの専用タイトルに見られる傾向を詳細に分析した。
分析を行ったAnthony Neal記者は、「メタスコアがそのままゲームのクオリティを反映するとは限らない」と断り書きを入れたうえで、北米で店頭販売されているPS3専用タイトル54本、Xbox 360専用タイトル114本のメタスコア(2010年5月11日時点で取得)を比較している。
その結果、以下の傾向が分かったという。
・メタスコアの平均値を比較すると、PS3専用タイトルは76.37点、Xbox 360専用タイトルは68.31点で、前者のほうが高い
・Xbox 360専用タイトルの半数以上(約61%)は75点未満。これとは対照的に、PS3専用タイトルの半数以上(約67%)は75点以上になっている
・PS3専用タイトルで80/90点台の割合を見ると、Xbox 360専用タイトルより10%程度の差をつけて多くなっている
・両ハード発売後の平均メタスコアを年ごとに追っていくと、発売後1年間は両ハードともほぼ同じだが、2年目から、PS3専用タイトルのほうが著しく上昇し、現在にいたるまでリードしている
・ハードの発売後1年目では、Xbox 360のほうが高得点を得る専用タイトルの割合が大きい。しかし、2年目(『メタルギアソリッド4』『リトルビッグプラネット』が出た時期)から状況は大きく変化し、PS3専用タイトルで高得点を得るものの割合が著しく増加している。しかも3年目は、PS3専用タイトルの本数がぐっと減ったにも関わらず、平均メタスコアは高く、少数精鋭のラインナップになっていることがわかる
こうしてみると、PS3専用タイトルのメタスコアは、Xbox 360陣営より高い傾向が見られるようだ。しかし、Xbox 360陣営にも評価すべき点がある。
例えば、両ハードで複数の専用タイトルを出しているパブリッシャ/開発スタジオを比較すると、PS3陣営はその数が少なく、SCEが自社開発のタイトルに多くを頼っていることがわかる。一方、Xbox 360陣営はサードパーティをメインに、高いメタスコアをたたき出すことに成功しているのだ。
しかし、今後はそうしたマイクロソフトの戦略も見直しを迫られるかもしれない。サードパーティにしてみれば、マルチプラットフォーム向けのタイトルを出すほうが利益率は高く、マイクロソフトとの契約は一時的なものにとどまる可能性が高いからだ。
現世代のゲーム機競争はまだしばらく続くだろうが、自社開発でクオリティの高いタイトルを出す戦略が功を奏すのかどうか、今後の動きを見守りたい。
(中島理彦)
※(注)編集部
「メタスコア」とは、様々な媒体で掲載されたレビューの点数をMetacritic独自の基準で100点満点に換算したものです |