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GPUは“宇宙からのメッセージ解析”等、グラフィック処理以外で大活躍! |
2010.05.13 |
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ゲームの高度なグラフィック処理には欠かせない“GPU(グラフィック処理ユニット)”。これが、科学者の研究にも非常に役立っていることを、ニュースサイト“NewScientist”や“The Register”が報じている。
例えば、米マサチューセッツ工科大学(MIT)のNicolas Pinto氏は、16基のGPUを用いたコンピュータを、3,000ドル以内とかなりの低予算で設計。この自作コンピュータを用いて、脳が視覚映像により物体を認識する仕組みを解明しようとしている。
GPUは、PCの頭脳としてお馴染みのCPU(中央処理ユニット)に比べて、限定的な領域における計算能力は高く、膨大なデータをもとに単純な計算を反復的に行わせるのに適している。Pinto氏も、ビデオ映像で動く物体を認識するためのアルゴリズムを、7,000通り生成して検証できたとのこと。
このほか、米テネシー州のオークリッジ国立研究所では、GPUを複数組み合わせることで、気象モデルの構築や超新星シミュレーションを達成。さらに現在は、Nvidia社がDirectX 11向けに開発した“Fermi”世代のGPUなどを用いて、“世界最速のコンピュータ”を作っている。
どちらの場合にもいえるのは、GPUをグラフィック処理以外の用途に用いていること。従来、こうした応用には高度の専門知識が必要だったが、2007年から状況が改善して応用分野が一気に拡大。宇宙から来る信号の解析や、分子反応のシミュレーション、マルウェア検知、さらに最近では、ウォール街における複雑な商取引の効率化にも役立っているということだ。
(中島理彦)
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