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「私たちにも不得意がある」と任天堂アメリカ社長、3rdパーティにラブコール |
2010.03.18 |
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世界市場で相変わらず驚異的な売り上げを誇っているWii。その販売台数は6,700万台以上と、PS3やXbox 360を大きく引き離しているところだ。だが一方、サードパーティは、特にコア層向けのタイトルについては、他のハードに力を注ぐようになっているのも事実。
そこで、業界ニュースサイト“Industry Gamers”は、Nintendo of AmericaのReggie Fils-Aime社長へのインタビューを行い、現状に対する任天堂の姿勢を尋ねた。
その中で、社長は「任天堂は『Bioshock』のようなゲームを作るのは、あまり得意ではない」と認め、サードパーティにもコア層に向けたタイトルを作ってほしいという姿勢を、重ねて強調している。
“不得意”発言が飛び出したのは、同サイトの記者が“任天堂は自社製のゲームだけで潤っているのだから、サードパーティのことなど気にしなくてもいいのでは?”と、ちょっと意地悪な質問をしたとき。このとき、Fils-Aime社長は次のように答えている。
「年少の方々やカジュアルなプレイヤーに向けて、私たちが素晴らしいコンテンツを生み出しているのはわかっています。でも同時に、『メトロイド』や『ゼルダの伝説』を愛している積極的なプレイヤーは、『Bioshock 2』のようなゲームを求めているかもしれない。私たちは彼らに向けた、すごいコンテンツも欲しているのです」
「そうしたコンテンツを私たちが生み出していないことは認識しています。不得意な領域ですし、焦点を合わせているわけでもないのですから。だからこそ、サードパーティの支持をいただきたいのです。もちろん、開発者の皆さんにも財政的なメリットがなくてはなりません」
さらに社長は、サードパーティへのアドバイスとして“Wiiソフトの場合、他ハードのソフトに比べて販売数が緩やかに推移する傾向があるので、長期間にわたって販促活動をしなければならない”と指摘している。
任天堂の不得意を素直に認めたFils-Aime社長の言葉は、メディアの注目を引いたようだ。ニュースサイト“CVG”は、「たしかに今年の任天堂はサードパーティを支援する動きを見せているが、あのFils-Aime社長が自ら不得意を認めるのは変な感じ」とコメント。また、毒舌ニュースサイト“Destructoid”は、「サードパーティが、消費者から金をしぼりあげるために、おこちゃま向けのクソゲーを乱造しているのは情けない」と、サードパーティ側の開発姿勢を批判している。
(中島理彦)
※後日、Fils-Aime社長は、MTVブログ“Multiplayer”のインタビューにおいて“不得意”発言を若干修正。「うちの開発チームは、成人向けコンテンツの開発を楽しいとは思わない。その気になれば一流のコンテンツが作れるでしょうが、あえて別のことを選択しています。だから、素晴らしい成人向けコンテンツを生み出すことは、サードパーティにお願いしたいんです」と語っている。
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