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「Wiiはおもちゃ」と語るウィル・ライト氏。バカにしてはいませんよ |
2010.03.11 |
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『シム』シリーズや『Spore』などの生みの親として有名なクリエイター、Will Wright(ウィル・ライト)氏。米サンフランシスコ市で開催中の“Game Developers Conference”を訪れた同氏は、“IndustryGamers”のインタビューで、今日のゲーム業界におけるWiiの位置づけについて語り、「おもちゃに近い」と発言した。
しかし、これはWiiをバカにして言ったのではないようだ。
「Wiiはとてもユニークなプラットフォーム。ユニークさがWiiの価値の中核を占め、大成功につながった。クリアに40時間かかるRPGではなく、手にとって5分もしないうちに遊べる楽しいおもちゃなんだ」と同氏。
大勢の人と一緒にWiiで遊ぶのが楽しいという彼は、Wiiをおもちゃ市場に属するものと捉えているようだ。「面白かったWiiゲームの大半は、ゲームというより、おもちゃのように感じられたからね」
氏はとりわけ、任天堂が異なるアプローチを意識的にとり、Xbox 360のようにFPSタイトルが多いゲーム機と直接対決をしなかったことを評価し、「任天堂が別の市場を選んだのは、業界にとって、とてもよいことだったと思う」と語っている。
なお、実はこの数日前にも、別のゲーム開発者が“Wiiはおもちゃ”発言をしたばかり。『バトルフィールド』シリーズなどを手がけたDICEの元CEO/共同設立者のFredrik Liliegrin氏は、“Gaming Union”とのインタビューで「Wiiはウィルスのように広まってるが、頻繁に遊ぶ代物じゃない。あれはおもちゃだ」と批判的なトーンで発言した。
“おもちゃ”という喩えこそ同じだが、今回のWright氏の発言は、非常に前向き。昨年4月にElectronic Artsを退社した彼は、シンクタンクの運営者となり、ゲーム/映画/テレビ/おもちゃなど、幅広い分野に展開可能なコンセプトを開発中。それだけに、ゲームを超えた視点でWiiをとらえているのかもしれない。
(中島理彦)
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