みなさんはデジタル配信されているゲームを購入するとき、いくらまでなら、お金を出す気になるだろうか?
京都に本社を置くゲーム会社キュー・ゲームスは、PlayStation Network(以下、PSN)で配信中の『PixelJunk』シリーズで有名な会社。その代表取締役であるDylan Cuthbert氏は、業界向けニュースサイト“Develop”とのインタビューにおいて、ゲーマーの間で、デジタル配信ゲームの価格に不平があがっていることに当惑を示した。
同氏は、「業界で失望したことは何ですか?」という質問に対して、「10ドルの値段がついている僕らのゲームが高すぎると文句を言うゲーマーたち。これは業界の問題かどうかはわからないけれど、不平をこぼす人たちがいるのはどうかしてると思う」と答えている。
ちなみに、キュー・ゲームスの手がけたシリーズ第4弾『PixelJunk Shooter』(画像)は、昨年12月にはPSNの売上げ2位。ニュースサイト“Joystiq”によれば、同サイトのコミュニティでは「10ドル以上の価値があるゲーム」との声もあがっているという。そんなヒット作を出しているCuthbert氏だけに、今回の発言はあちこちのニュースサイトで取り上げられ、波紋を呼んでいる。
たしかに、デジタル購入では、財布のひもが自然ときつくなるという人は多いかもしれない。ニュースサイト“Destructoid”の記者も、自分が価格に文句を言うゲーマーの1人であることを素直に認め、「俺たちはどうしちゃったんだ?」と問うている。また、価格が高いのではなく、「クオリティの低いソフトが10ドルで売られているのが問題なんだ」といった声もネットでは多くあがっている。
デジタル配信の場合、メーカー側が収益を出すために設定する価格と、消費者にとっての適正価格にはまだ開きがある、ということなのか。新たなゲーム流通方式として期待を集めているデジタル配信だが、まだ乗り越えるべき壁は大きいようだ。
(中島理彦)
※なお、氏の発言の背景には、違法コピー問題の深刻さもあるのだと思われる。昨年の10月には、PSP向けソフト『PixelJunk Monsters Deluxe』の違法コピー版が出回っていることから、本人がTwitterで落胆のコメントを発していることが“examiner.com”で報じられた
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