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“Project Natal”は成功するか? ゲーム開発者の評価は真っ二つ!? |
2010.01.19 |
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先日、欧米ゲーム事情では、世界で70〜80%のパブリッシャがProject Natal向けのタイトルを開発しているという話を紹介した。では、ゲーム開発者の間でNatalの評判はどうなっているのだろうか?
ニュースサイト“develop”が開発者を対象に意見を募ったところ、新技術Natalの登場に興奮し、賞賛する声はもちろんあったが、一方で懐疑的な見方もかなり目立っていたようだ。以下にそれらの抜粋を紹介しよう。
・Adrian Hirst氏(Weaseltron社常務取締役)
「Natalの成功はキラーアプリを出せるかどうかにかかっている。任天堂のWiiの場合、ハードの潜在的可能性を即座に伝える最高のゲームをバンドルする作戦が功を奏した。マイクロソフトも消費者の関心を得るには、本当のキラーゲーム/アプリを世に示す必要がある」
・Andrew Oliver氏(Blitz Games Studios社最高技術責任者)
「新技術はその欠点より、新しいものをチャンスとして着目すべき。“認識の精度が甘い”という批判は狭い了見だ。Xbox 360はコア層のゲーマーを引きつけたが、Natalはまったく異なるジャンルを360にもたらし、新たなユーザー層を開拓するかもしれない。長期的な視野でとらえるべきだ」
・Andrew Smith氏(Proper Games社開発者)
「正直戸惑っている。Wiiの人気にあやかり、敷居の低いゲームを新たな層に提供したいのだろうが、やはり実体感のあるインターフェースが必要ではないか。Wiiに比べて開発者の抱えるリスクも大きい。ホラーゲームを作ったら怖いものができそうだが、個人的には、Natalにはまだ本腰を入れられない」
・Ed Daly氏(Zoe Mode社ゼネラルマネージャー)
「大いに関心がある。非ゲーマーがWiiに夢中になったのと同じようなことが起きるかもしれない。MSのマーケティングがカギになるだろう。我が社はEyeToyでモーションコントロールのノウハウを培ってきたので、Natal向けのタイトルもまもなく発表できる」
・Emmeline Dobson氏(フリーランス・ゲームデザイナー)
「Natalは、シューティングやアクション、レースゲームなど、即座のレスポンスを要求するコア層好みのジャンルをただちに向上するものではない。Wiiと同じく、非ゲーマーのニーズをよく見きわめる必要がある。太極拳などフォームを重視するソフトや、自分の外見をキャプチャして、オシャレを楽しむソフトなどが考えられる」
・Simon Barratt氏(Four Door Lemon社取締役)
「“次世代”モーションコントロールに向けて膨大な数のゲームが作られているようで楽しみだ。コア層のゲーマーにモーションコントロールを提供することより、Wiiを楽しんできたライト層のゲーマーを、あらゆるジャンルに秀でたXbox 360に呼び込む意義のほうが大きいのではないか」
・Simon Prytherch氏(Lightning Fish Games社CEO)
「NatalはWiiよりも没入感が強く、他のゲーム機では不可能なことができる。Wiiが先鞭をつけたモーションコントロールの流れの中で、カメラシステムは次のステップとなり、新たなジャンルが誕生するはず。将来的には、音響システムと同様、複数のカメラを居間に設置して3Dプレイ空間に仕立て上げることにより、とてつもない可能性が生まれるだろう」
これらの発言の中で、筆者がとくに注目したのは、「Natalの成功にはキラーアプリが不可欠」というAdrian Hirst氏の発言。
昨年のE3で、ピーター・モリニュー氏がプレゼンを行った人工知能「Milo」くんを覚えている人も多いだろう。あれが製品化されれば、まさにキラーアプリの有力候補になると思うのだが、果たして?
(中島理彦)
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