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異国で時差に悩むアスリートに「ビデオゲームは避けて」とアドバイス |
2009.12.25 |
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最近は携帯ゲーム機の普及で、オリンピックを目指すアスリートたちの中にも、空き時間にゲームを楽しんでいる人もいるようだ。そんななか、英国オリンピック協会のMarco Cardinale博士は、自身のブログで「異国を訪れたときはビデオゲームを避けるように」とアスリートたちに提言している。
博士によると、昔のアスリートは空き時間ができると、外泊やカード遊び、読書などをしていたらしいが、最近は携帯端末やノートPCにより、ゲームや映画鑑賞、ネットでの近況報告などが簡単にできるようになってきた。
おかげで、選手たちがホテルやトレーニングキャンプの外に出て危険な目にあうことは少なくなったが、ゲームをやりすぎて、本業に悪影響が出るケースを目にするようになったそうだ。
そこで博士は、昨年夏の北京オリンピックで、アスリートたちに「夜中に時差で目が覚めても、ビデオゲームやDVD鑑賞、PCの使用などは決してしないように」と念を押した。2010年2月にバンクーバーで開催される冬季オリンピックにおいても、同じことを言うつもりだという。
その主な理由は、異なるタイムゾーンにおいては、ノートPCや携帯端末が発する光の刺激でも、睡眠パターンが阻害されてしまうため。時差ぼけを治すには、異国の昼と夜のサイクルに一刻も早く慣れて、適切な時間帯に睡眠をとれるようにすることが大事。夜中に目が覚めたとき、体はまだ日中や晩だと思い込んでいるため、光源をできるだけ避けて眠りに再びつく必要がある。
さらにビデオゲームはその性質上、光の刺激のほかに生理学的な影響も考えられる。
例えば過去の調査では、『鉄拳3』をプレイした子供は、心拍数や心臓の収縮・弛緩、血圧、呼吸、酸素・エネルギー消費などが著しく影響を受け、『Need for Speed―Most Wanted』を60分間プレイした子供も、睡眠パターンが阻害され、言語認識能力も低下した事例があったとか。
これら過去の事例を踏まえて、博士は4つのアドバイスをしている。
1) トレーニングや試合を目的に別のタイムゾーンを訪れるとき、ノートPCやDVDプレイヤー、iPod、携帯ゲーム機を夜間に使用するのは控えること
2) 大事なトレーニングや試合の前夜も、上記の活動はすべて控えること
3) 休息の時間は休息に専念すべし。わざわざ格闘ゲームをプレイして、血圧や心拍数などを上昇させることはない
4) ゲーム/PCといった活動は、時と場所をわきまえ、使用時間にも気を払い、本業に影響が及ばないよう注意すること
こうしてみると、私たちも海外旅行をするときは、機内や異国の地で携帯ゲームをする時間には注意したほうがよさそうだ。
(中島理彦) |