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ゲームで肩慣らしすると宿題や仕事もはかどる? 米大学の研究 |
2009.12.16 |
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気が乗らない作業や宿題にとりかかるとき、ついついゲームコントローラに手が伸びてしまうという人は多いはず。だが、そのゲームは案外、のちの作業に好影響を与えているかもしれない。
米マサチューセッツ州のWheaton Collegeで、人の視覚認識を専門とする心理学教授のRolf Nelson氏は、アクションゲームや思考型のゲームが、人の作業能力にどのような影響を与えるかを調べた。
“Newswise”の報道によると、Nelson氏は、アクションゲームとして『Unreal Tournament』を、思考型のゲームとして『Portal』をチョイス。被験者にゲームをプレイしてもらい、その前後で簡単な作業(画面上で指定された箇所をクリックする&自分が見た図形に最も近い形状を4つの選択肢から選ぶ)を行わせたときの成果を比較した。
この結果、ゲームをプレイしたことによる成果がはっきり生じたという。
具体的には、アクションゲームをプレイした被験者は、作業をより迅速にすませるようになり、一方、思考型ゲームをプレイした被験者は、時間がよけいにかかるようになったが、正確さも増したとのこと。
上の結果についてNelson氏は、「ゲームをたった1時間プレイするだけで、こんなにも違いが出るとは」と驚いており、学生の宿題や社会人の仕事、さらに日常会話などのありふれた場面にも、ゲームが同じような影響を与えているかもしれないと述べている。
さらにNelson氏は、ゲームに関する従来の研究の大半は、FPS(一人称視点のアクションシューティング)を用いていることから、「ゲームを特定のジャンルに限定して結論を出すのは誤りにつながる。ちょうど、テレビ番組を犯罪ドラマに限定してその効果を論じるのと同じようなもの」と、研究者たちに警鐘を鳴らしているところだ。
ゲームによってスピードや正確さを上げられるのなら、これを利用して、宿題や仕事の前にゲームでウォーミングアップしたり、合間に気分転換をはかったりするのもいいかも。だが自分の場合、どう考えてもゲームに夢中になって、本業がおろそかになるのは明らかなのだけど……。
(中島理彦) |