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本当に“脅威”と認定されちゃった…HDのファイルを削除する問題の縦シュー |
2009.11.06 |
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先月、欧米ゲーム事情では、敵機を撃ち落とすたびにHDのファイルが削除される『Lose/Lose』というシューティングゲームを紹介した。そのアブない内容から物議をかもした本作が、シマンテック社から「コンピュータに脅威を与える存在」と正式に認定されてしまった。
『Lose/Lose』は、米ニューヨーク在住のデジタルアーティストが製作したソフト。一見普通の縦スクロール式シューティングだが、敵機がそれぞれ無作為にHD上のファイルを表していて、撃ち落とすたびに、ファイルそのものが永久削除されてしまう。
このソフトの存在を知ったシマンテック社は、本作を、マッキントッシュコンピュータの脅威となる“OSX.Loosemaque”と認定。「ビデオゲームとして表示され、ユーザーがプレイするとホームフォルダからファイルを削除するトロイの木馬です」と警告を発している。
また、上記リンクのセキュリティブログでは、実際にソフトを動かしている模様を収めた動画を掲載。敵機の撃墜と同時に、マッキントッシュのファイルが本当に消去されていく(恐ろしい)光景を見ることができる。
なお、作者本人は、あくまで芸術的・哲学的な観点からこのゲームを作ったようで、自身のサイトとゲームの冒頭でも、コンピュータのファイルを消去するゲームであると警告メッセージを出している。シマンテック社もその点は認識しているのだが、「悪意をもった人物がソフトを改変し、疑いを持たないユーザーに渡して、コンピュータに著しいダメージを与えるのを止める手立てがない」と懸念を隠さない。
こうして本作は不名誉な称号をつけられてしまったわけだが、ちょうど同じころ、インディーズゲームの最大の祭典である“Independent Games Festival(IGF)”に出品されたばかり……。芸術作品とマルウェアのグレーゾーンをいくことになったソフトが、今後どう扱われていくのか注目したいところだ。
(中島理彦)
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