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ピーター・モリニュー氏が選ぶ5つの革新的なゲームとは? |
2009.10.27 |
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今年のE3において、新技術“Project Natal”を用いたデモ『Milo and Kate』をプレゼンし、注目の的となった英Lionhead Studios社のピーター・モリニュー氏。そんな彼にとっての革新的なゲームとは何だろうか?
ニュースブログ“That VideoGame Blog”は、モリニュー氏が「過去20年における革新的なゲーム」として選んだ5本を紹介している。先日、英BAFTAが主催したゲームクリエイターの講演会で、同氏は、ゲームデザイナーが既成概念や慣習に逆らうことの必要を訴えた。以下、モリニュー氏のコメントとともに5本のタイトルを紹介しよう。
★『Dune II』
1992年にVirgin Interactive社から発売された初期のリアルタイムストラテジー。反射神経重視ではなく、頭脳的なアプローチを奨励するゲームだった。当時としては革新的だったマルチプレイに加えて、さまざまなプレイスタイルで遊べたことにも注目。例えば、防衛に専念する戦法を表す「タートル」などの言葉は今日も用いられている(ちなみにモリニュー氏自身もタートルなのだそうな)。
★『スーパーマリオ64』
宮本茂氏はゲーム業界における真の天才だ。当時の一般通念に反して、マリオ型のアクションゲームを3Dに持ち込んで成功させた。また、オープンな環境を自由に動き回れるゲーム性も、『GTA IV』などに先んじて生まれたものだ。
★『トゥームレイダー』
“主人公は筋肉モリモリの男性”という固定概念を打ち破り、ララ・クロフトという新しい女性キャラクタを生み出したEidos社の功績は大きい。ララは長年愛されるキャラクタに成長し、文化的アイコンとなった。
★『Halo』
FPS(1人称視点のアクションシューティング)を家庭用ゲーム機に持ち込んだ記念碑的作品。“HPの自動回復”を導入したほか、煩雑になりやすい複数の武器の持ち替えを“一度に2種類だけに限定”することで解決した。
★『World of Warcraft』
ニンジンをプレイヤーの鼻先にぶら下げるゲームシステムが最も革新的(モリニュー氏自身も、馬を手に入れたい一心でキャラクタをレベル40まで上げたという)。従来のゲームデザインは、プレイヤーを飽きさせないよう、ゲームのフィーチャーをすぐに体験できるようにするのがセオリーだったが、本作はそれに逆らって成功した。
いずれのゲームにも共通しているのは、ゲーマーの層を広げたこと。これは最近モリニュー氏にとって重大な関心事になっているらしく「『Fable II』は400万本売れたが、この数は『ポピュラス』の販売本数と変わらない」と不満を漏らしている。
ゲーマー層の新規開拓には、絶えざるイノベーションと創造的思考が不可欠だとする同氏。Project Natalを用いた新プロジェクトでも、そのことを第一に念頭に置いているのは間違いなさそうだ。
(中島理彦)
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