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「アダルト/教育」がテーマのゲームコンテスト、優勝作品は賛否両論 |
2009.09.15 |
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世界広しといえど、これほどユニークで、物議をかもすゲームコンテストを開催しているところはなかなか見あたらない。
インディーズゲームのニュースサイト“TIGSource”は、毎回野心的なコンテストの企画を立てていることから、海外のインディーズゲーム開発者/ファンにはひそかな人気。以前にも欧米ゲーム事情で「コックピット」をテーマにしたコンテストを紹介したが、今回はさらに大胆なテーマが選ばれた。
それは「アダルト」と「教育」。
一見、まったく相容れない2つのテーマだが、主催元によれば「どちらもインタラクティビティを取り入れることで向上するジャンル」。市場では主流になりにくい両テーマを、あえて掲げることにしたようだ。応募作品は一方のテーマだけにしぼってもよいし、両方のテーマを取り入れてもよいことになっていた。
その後、28点の作品がエントリー(うち、アダルトが13点、教育が10点、両方にまたがる作品は5点)。同サイトのフォーラムメンバーによる投票が行われ、先日、投票結果が発表された。
この結果を見ると、トップ10にランクインした作品のうち、アダルト作品が8点と大半を占めることに。教育作品にはもうちょっとがんばってほしかったところだが、やはりアダルトの勢いは圧倒的に強いらしい。
1位に輝いたのは、極小のドットキャラを用い、2人の主人公の視点で“レイプ”という扱いの難しい題材に取り組んだ『Edmund』(画像)。さらに僅差で、“男娼”が主人公のアドベンチャーゲーム『Back Door Man』が2位についている。
とくに『Edmund』は、ゲームにおける表現のタブーに大胆に挑戦したことや、フィルムノワール調の演出が評価されている模様。もちろん、内容が内容だけに嫌悪感を示す人もいれば、題材の扱い方やプレイアビリティなどに批判を寄せる人もいて、ネットでは活発な議論が行われている。(筆者もプレイしてみたが、たしかにショッキングな内容で万人にはおすすめできないし、アクションゲームとして出来がよいわけでもない。それでも、ゲームの表現にはまだ未開拓の領域があることをあらためて思い知らされた)
いずれにせよ、大手メーカーが決して扱わないテーマにも真正面から取り組めるのが、インディーズの強み。次回の企画について、主催元は「もっとクレージーになるかもよ」と予告しているが、はてさて、いったいどんなテーマが選ばれるのだろうか?
(中島理彦)
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