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海外でも“1人称視点ゲーム”がキライな人は案外いる? |
2009.09.08 |
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海外のゲーム市場は、一見すると、1人称視点のアクションシューティングが圧倒的に人気が高いような印象を受ける。だが、1人称視点は、実はそれほど好かれてはいないかもしれない。
先日、ゲーム開発者向けの雑誌“Game Developer Magazine”で編集長を務めるBrandon Sheffield氏は、1人称視点のゲームに関する通説に疑問を投げかける意見記事を書いた。
1人称視点は、プレイヤーと主人公キャラの視点が一致しているため、プレイヤーが主人公になったような気持ちでプレイできて、没頭しやすいと考えられている。RPGひとつとっても、日本では主人公キャラが画面に映し出されるスタイルが好まれるのに対し、欧米ではいまや1人称視点が主流。1人称視点は、3人称視点に比べてカメラ操作がはるかにシンプルという、開発上の利点もある。
ところが、この手のゲームに慣れていない大人のゲーマーやカジュアル層にとって、1人称視点は非常にハードルが高いらしい。ジャンプを多用するアクションゲームを例にとっても、自分の足下はどのあたりか、飛距離はどのくらいか、といった感覚がつかめずにまごついてしまう。主人公が見える3人称視点のほうが、はるかに操作しやすい。
さらにSheffield氏は、開発者の間に“1人称視点のゲームは没頭しやすい”という思い込みがあるのではないか、とも指摘。
例えば、主人公キャラと視点が一致しているからといって、プレイヤーが主人公に感情移入できるとはかぎらない。むしろ、本人の置かれた状況や、他のキャラクタとの関わりなどを見せることが大事で、そのためには主人公の姿が画面の中にあったほうがいい(こうしたことは、すでに日本の開発者が強く意識していることでもあるだろう)。
Sheffield氏の主張を受けて、ゲームジャーナリストのLeigh Alexander氏は、自身のブログで「1人称視点と3人称視点、あなたはどっちが好み?」という簡単なアンケートを実施中。今のところ“どっちも好き”という回答が一番多く、“3人称視点”がそれに続いている。そして面白いことに、“1人称視点”と答えた人は少数派となっている。
もちろん、このアンケート結果を全体の傾向に結びつけるのは早急だが、もしかしたら海の向こうでも、ゲーマー層の拡大につれて“1人称視点への偏重”を見直す動きは始まりつつあるのかもしれない。
(中島理彦)
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