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昔のブラウン管TVではどう見えていた? 名機Atariの画面を忠実に再現 |
2009.04.28 |
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'70年代後半にアメリカで人気を博していた往年の名機“Atari 2600”。そのゲームの多くは、今日もPCのエミュレータでプレイできるが、たとえゲームそのものを再現できても、私たちは'70年代当時とまったく同じ体験ができていたわけではなかったようだ。
そのことを証明したのは、ゲームデザイナー/批評家のIan Bogost氏。彼は、「ゲームをするうえで、昔のテレビモニタが果たしていた役割は大きい」との持論をかかげ、ジョージア工科大学でコンピュータサイエンスを専攻する学生たちとともに、エミュレータ上で“ブラウン管の画質を再現する”という面白い試みに取り組んだ。
Bogost氏がとくに着目したのは、ブラウン管ならではの画質や、残像、色のにじみ、ノイズなど。これらをエミュレータ上で再現することで、'70年代のテレビゲームが持っていた独特の雰囲気を見事に再現することに成功した。上記リンクの本人サイトでは、エフェクトをかける前後の比較画像が数点掲載されているので、ぜひチェックしてみてほしい。当時を知る人は「ああ、昔はたしかにこうだった」と懐かしく思うはずだ。
つまり、'70年代のゲームになじんだ人々の脳裏には、画面全体をうっすらと走るノイズや、自機/敵機のスプライトの残像、色のにじみで美しく表現される夕焼けなどの記憶も、しっかり焼きついていたというわけ。これに比べると、従来のエミュレータ画面は、たしかに画像は鮮明でドットの輪郭線までくっきり見えるのだが、そのためにかえって平板に見えてしまう。
Bogost氏は、この“ブラウン管エフェクト”をエミュレータソフトの追加機能にしたいと働きかけているところ。また、ブラウン管時代の別のゲーム機についても、エミュレータに同様の機能を搭載すべきと考えているそうだ。
(中島理彦)
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