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校長の横暴? 『GTA』新作を取り上げた任天堂公式マガジンを学校から排除 |
2009.03.26 |
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「反社会的な内容」で何かと問題視される『Grand Theft Auto』シリーズ。北米で発売されたばかりの新作『Grand Theft Auto: Chinatown Wars(以下、Chinatown Wars)』は、キッズユーザーも多いニンテンドーDS向けということで、再び物議を醸すかもしれない。というか、すでにそうなっている。
米オハイオ州のローカルニュースサイト“cleveland.com”によると、同州のある中等学校では、任天堂公式マガジン「Nintendo Power」の08年11月号が校長の命令により図書室から排除されたため、言論の自由をめぐる論争が起きているということだ。
この号を排除した理由について、学校側は「表紙が暴力的で、うちの生徒より対象年齢が上のゲームに関する記事が載っているため」と説明。その表紙とは、何を隠そう『Chinatown Wars』のゲームイラストで、銃を持っている東洋人女性を描いたものだった。
ふだんはマリオやポケモンが表紙になることが多いこの雑誌で、『GTA』シリーズが取り上げられたことが、校長の不安をかきたてたのだろうか。もちろん、同誌で暴力的な内容のゲームが表紙になったことは以前にもあるのだが、今回はやはり最近の『GTA』効果が大きいのかもしれない。
一方、アメリカ人の市民権を守る団体“ACLU(アメリカ市民的自由連合)”は、この排除命令に反対。「たとえ校長であっても気分を害したからといって、蔵書の撤去を独断で命じるべきではない」と声明を出した。さらに「決定を下す際には所定の手続きを踏むべきだ。こんなことを許したら、明日には『ハムレット』でさえ本棚からなくなってしまうかもしれない」とし、学校の理事会は雑誌を元に戻すよう命じるべきだと主張している。
ところが理事会は、「生徒の益を日々守るのは校長の役割」として校長の決断を支持することに。このままだと、論争は法廷沙汰に発展するかもしれない。
(中島理彦)
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