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現実にはない“日本製RPG”のサウンドトラック、海外ゲーマー配信中 |
2009.01.29 |
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最近は海外のゲームに押されがちな日本のゲーム業界だが、海の向こうには、『ファイナルファンタジー』シリーズや『クロノ・トリガー』など、日本製RPGを愛してやまないファンが大勢いるのもまた事実。中にはその愛が高じて、なんと架空の“日本製RPG”をもとにサウンドトラックを作ってしまった人もいる。
その人物の名は、Michael Chadwick氏。4歳からゲームをプレイし、16歳から作曲を始めたというChadwick氏は、慣れ親しんできた日本製RPGへのオマージュとして、『Ebben Flow』という、実際には存在しないゲームのサウンドトラックをネットで無料配信しはじめた。
ここでまず、Chadwick氏が考えた『Ebben Flow』のプロットを説明しておこう。物語の舞台は、大半の陸地が海に沈んだ世界。わずかに残った島々では、複数の勢力が島の覇権と海底に眠る財宝を手中に収めようと争い、混沌をきわめている。そんななか、失業中のサクソフォン奏者“Olos”、大戦争で両親を失ったヒロイン“Claire”、あらゆる武器を使いこなす謎の男“Senegal”が主要キャラとなり、物語が繰り広げられる。冒険中に遭遇するキャラクタはそれぞれが異なる目的を持ち、彼らが合流することでサイドストーリーが展開することもあるとか。
アルバムのほうは全部で15曲から成っており、静かで透明感のある出だしから徐々に盛り上がっていくオープニング曲や、冒険心をかきたてるフィールド移動中の行進曲、リズミカルな戦闘BGM、警戒心をあおるボス戦BGM、街を訪れたときの穏やかな曲、不安なダンジョン探索BGM、飛行手段を用いたときのスピード感あふれる曲、何が起こったかはわからないが悲しみをたたえた曲、そして、世界の秘密が明らかにされたあとで奏でられる、達成感に満ちたエンディング曲……と、日本製RPGの特徴をよくつかんだ構成になっている。
何しろ、アルバムを一通り聴くだけで、本当にゲームを1本クリアしてしまったような気がしてくるからスゴイ。みなさんもぜひご試聴を。
(中島理彦)
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| All music copyright 2009 Muzwick, Inc. |
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