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ゲームやSNSはデジタルリテラシーを高める――米研究チームが発表 |
2008.11.21 |
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オンラインゲームに興じ、FacebookやMySpaceなどのネットサービスを活用し、携帯メールを始終チェックする若い世代。アメリカでも、親や教育者はそんな世代を理解するのに苦労しているらしい。子供がネットの危険にさらされるという懸念も手伝って、一部の学校はソーシャルネットワークサービス(SNS)などへのアクセスを禁止している。
しかし、ある研究チームは「SNSやオンラインゲームは子供のデジタルリテラシーを高めるためにむしろ奨励すべきだ」と提言していることを、ニュースサイト“SF Gate”が報じた。
この提言を行っているのは、カリフォルニア大学アーバイン校情報学部のMizuko Ito氏をはじめとするチーム。彼女らは、若い世代がSNS/動画共有サービス/マルチプレイ対応ゲームなどのソーシャルメディアを使いこなす様子を3年前から研究している。これまでに800人以上の子供と面談し、ネットでの活動を5,000時間以上にわたり、民俗学的アプローチで観察したという。
多くのティーンエイジャーはSNSやインスタントメッセージ、携帯メールなどを通じて、友達と常時コミュニケーションを保っているが、これはIto氏らによると、学校の廊下や街角に代わる新たな“たまり場”の機能を果たしているとのこと。また、友人・知り合いとともにゲームのソースコードいじり、動画編集やハードウェア修理の知識を高め合うことで、専門技術を習得しようとする意欲も生まれているようだ。
そのため、親の無理解から子供をネットやゲームから遠ざけるのはかえって逆効果。新たな社交的活動を知らないまま育つと、将来仕事についたときにも困ることになる。同チームは、“今日のオンラインエンターテインメントに通じていない子供は、インターネット時代に必要な基本スキルが育たないために社会的に孤立する恐れがある”と警告を発している。
もちろん、ネットに時間を割きすぎて生活のバランスを崩すことがないように注意する必要はあるが、親や教育者は、新しいメディアへの不安や敵意を捨てて、スキルを学ぶ子供を支援してあげるべきだということだ。
(中島理彦)
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