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“審査機構の横暴だ!” 『Fallout 3』動画の削除要請に怒りの声 |
2008.11.11 |
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海外で発売され、世界観の魅力と自由度の高さから大好評を博しているSF RPG『Fallout 3』。日本でもレーティングの限界に突き当たったという過激な描写で知られている本作だが、アメリカではゲーム本編ではなく紹介ムービーの扱いをめぐり、ちょっとしたトラブルが起きている。
アメリカのゲームソフトを審査し、推奨年齢の標示と年齢制限の徹底をはかるソフトウェア審査機構“ESRB”は、暴力的描写を含むゲームに対する世間の風当たりに神経をとがらせているところ。そのため、ニュースサイトに提供された宣伝用素材にも目を光らせ、“人間の部位破壊”(※)などの過激なシーンが含まれている本作のムービーを削除するよう各サイトに求めた。
ゲーム動画を紹介する人気ニュースサイト“Gametrailers.com(以下、GT)”もそのひとつ。同サイトはもちろんESRBの要請に応じたが、かわりに自分たちで『Fallout 3』を紹介するムービーを独自に作成、掲載した。パブリッシャが提供した宣伝用素材ではないから、ESRBも口を出せないだろうと踏んでのことだった。
ところがESRBは、“ムービーを削除しなければ、今後GTとパブリッシャはやりとりができないようにとりはからう”と、パブリッシャを通して圧力をかけてきたのだという。
これにGTのスタッフは怒り心頭。先日同サイトに掲載されたビデオポッドキャストでは、編集長Shane Satterfield氏とスタッフのGrumpy氏が、「権力の横暴だ」「マフィアのやり口と変わらない」と批判。『Fallout 3』を開発したBethesda Softworks社には賛辞を送る一方で、ESRBについては頻繁に“ピー”が入るほど激しい口調でののしっている。多くのニュースブログやゲーマーたちも、2人の怒りの声に同調しているところだ。
GTのスタッフの話が本当であれば、ムービーの削除要請は明らかにESRBの越権行為だから問題視されてしかるべきだろう。そこで、ゲームと政治の問題を扱うブログ“GamePolitics”は真偽を確かめようとしたが、ESRBはコメントを述べるのを辞退したということだ。
(中島理彦)
※なお、『Fallout 3』日本語版では、人間の部位を破壊する描写は収録が見送られている。
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