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MMORPGで読み書きや数学を! 米国で一風変わった放課後教育が大好評 |
2008.10.17 |
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MMORPGというと“長時間のプレイで学業や仕事がおろそかになりがち”という印象がまだつきまとうが、科学ニュースサイト“LiveScience”のリポートによると、アメリカでは、世界で1,000万以上のアカウントを持つ大人気ファンタジーMMORPG『World of Warcraft(WoW)』を用いて、子供に読み書きや数学を教える活動が成果を上げているという。
報道によると、Wisconsin-Madison大学の研究者・Constance Steinkuehler氏は、中等学校に通う年齢になった男の子たちを対象に、『WoW』のプレイを楽しみながら勉強する活動を展開中。子供たちは毎日放課後、学生やボランティアのスタッフとともに『WoW』の世界で数時間過ごすほか、月1回は大学のキャンパスに集合して、ウェブサイトの更新や、『WoW』での体験を下敷きにしたコミック作りを行っている。
もともとこの活動は、Steinkuehler氏が、『WoW』公式サイトのフォーラム上で交わされている対話を調査したのがきっかけ。分析によると、対話の85%は、難しいクエストの攻略法を導き出すために、仮説を立てて数値データから論理的に結論を引き出す“科学的な基礎力”を示していたという。
もちろん、上の結果をもって『WoW』プレイヤーの全員が基礎力をもつと断言することはできないが、Steinkuehler氏はこれをヒントに、子供の知的活動を向上させて現実の生活によい影響を与えることはできないかと考えた。「ゲームは問題解決を主眼とする知的活動であり、現実の科学者の行動と何ら変わらないことを子供たちに知ってほしいんです」と同氏は語っている。
当然というべきか、この活動はたいへんな人気を集めているようで、すでに来年5月までのプログラムは満杯。参加者の中には、車で2時間の距離を通ってきている子供もいるという。同氏は今後、研究対象を『Runescape』をプレイする年少の子供にも広げて、年齢の違いを調べたいとのことだ。
なお同記事では、子供を学校に通わせず、自宅教育に『WoW』を活用している親のギルドも紹介。彼らはMMORPGを用いて、数学、読書、社会学、経済学、作文、社交術など多岐にわたる指導を行っており、例えば、“プレイヤーキャラに病気の感染が広がるイメージ”を使って、指数関数の概念を教えている。ネットではこうした学習のやり方に疑問や反対の声も出ているが、親たちは「子供を放置せず、十分に時間をかけて一緒にプレイすることが大切」と語っているという。
(中島理彦)
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※画像は『World of Warcraft: Wrath of the Lich King』より
(c)2008 Blizzard Entertainment. All rights reserved. |
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