米ワシントン州ベルビュー市で、インディーズゲームのイベント“IndieCade 2008 @ Open Satellite”が開催されていることはすでにお伝えしたが、先週の10月11日(土)には、出展された26作品の中で、とくに高い評価を集めたゲームの発表とトロフィーの授与が行われた。受賞作品は以下の通り。
【受賞作品(部門別)】
・Technical Innovation(技術の革新性):『levelHead』(スペイン・Julian Oliver)
実物のキューブを用いる立体迷路ゲーム。各面に記されたコードをカメラが読み取り、映像上のキューブにゲームステージが表示される。キューブを傾けるとステージ中のキャラが動き出すので、出口にうまく誘導する。
・Design Innovation(デザインの革新性):『Ibb & Obb』(オランダ・Richard Boeser)
2人の協力プレイが中心となる2Dスクロールパズルアクション。作者が大学の卒業プロジェクトとして制作し、『Unreal Tournament 2004』のエンジンをユニークな形で用いている。
・Aesthetics Innovation(美術的革新性):『Machinarium』(チェコ共和国・Amanita Design)
錆びついた機械都市を舞台に、独特の味わい深いグラフィックで描かれるポイント&クリック式アドベンチャー。スクラップ扱いになった小型ロボットが、悪のロボット集団の企みを阻止するというストーリー。
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| (c) 2008 Amanita Design |
・Sublime(荘厳さ):『The Night Journey』(アメリカ・Tracy Fullerton & Bill Viola)
ビデオアーティストのビル・ヴィオラ氏の協力を得た作品で、“魂の探索”を題材とするゲームアート。淡いモノトーンで描かれる世界をめぐるうちに、夢を見ているような不思議な感覚に浸ることができる。
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| (c) 2005-2008 University of Southern California |
・Fun(楽しさ):『Dark Room Sex Game』(デンマーク・コペンハーゲン工科大学の学生グループ)
Wiiリモコンを振るたびに男女のエロチックな声が聞こえてくるリズミカルサウンドゲーム。音だけをたよりに2人でリズムを高め、クライマックスに到達させるのが目的。4人で対戦する「乱交モード」もあり。
・World/Story(世界観・物語性):『The Misadventures of P.B. Winterbottom』(アメリカ・The Odd Gentlemen)
“時間を操る”“自分の複製を利用する”などの技を駆使して、画面上に散らばるパイをゲットするアクションパズルゲーム。今年の東京ゲームショウにて催されたイベント「SOWN 2008」でも紹介された。
・Jury Award(審査員賞):『Gravitation』(アメリカ・Jason Rohrer)
わずかなドット数で“気持ちの激しい浮き沈み”を表現するゲーム。昨年暮れに親友の母の死に直面した作者の体験がベースになっている。ゲームの随所に象徴的な意味が込められているようだ。
いずれも、一般のゲーム市場ではあまりお目にかかれないユニークな作品ばかり。今後も、インディーズの注目作品を開発者の素顔とあわせて紹介していきたいと思っている。
(中島理彦)
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