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『スペースインベーダー』が大騒動に発展! ドイツで展示のアート作品 |
2008.08.26 |
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ドイツのライプチヒ市で、2008年8月21日(木)から24日(日)にかけて開催されたヨーロッパ最大のゲームイベント“Leipzig Games Convention 2008”。このイベントで、『スペースインベーダー』を題材にしたアート作品が展示され、大騒動を巻き起こした。
問題になったのは、「Invaders!」と題されたインタラクティブ・インスタレーション。インベーダーの大群が世界貿易センターに襲来し、みるみるうちにビルが破壊されていくというゲーム仕立ての展示だ。インベーダーはいくら倒しても次々と現れるので、プレイヤーがどんなにがんばってもビルの破壊を止めることはできない。この作品は、フランスを拠点に活動するデジタルアーティスト、Douglas Stanley氏が手がけたもので、文明批評のメッセージが込められているようだ。
しかし、まだ記憶の新しい9・11同時多発テロがテーマになっていることもあって、本作品は予想以上の批判を浴びることに。
例えば、“New York Daily News”公式サイトは、9・11の犠牲者遺族が「腹立たしい」「悪趣味だ」と怒りの声をあげていることを報じている。どうやら本作品は、ゲームの宣伝や低俗な話題作りととられてしまったようだ。
この反応に驚いたのが、他ならぬ作者のStanley氏。自身もアメリカ人である同氏は、自国の反応は他の国々に比べて未成熟だと苦言を呈し、話題作りは決してねらっていないと強調している。しかし、誤解が広がって作品の本来の目的が不明瞭になってしまったため、やむなく展示を取りやめることにしたという。
一方、タイトーは22日、「当社が過去に、当社の世界的に著名なブランド資産である「スペースインベーダー」を、同氏に対して使用することを許諾したことは一切ありません」と声明を発表。さらに、同社の知的財産権を侵害する行為者に対しては、必要に応じ、法的手段を含めた断固とした対応を行うとしている。今後も事と次第によっては、芸術と知的財産権の侵害にまつわる論争に火が付くかもしれない。
(中島理彦)
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