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“『GTA IV』にはレイプがある”と信じる米議員、実体なき狂騒 |
2008.06.26 |
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世界中で快進撃を続けるクライムアクションの最新作『Grand Theft Auto IV(以下、GTA IV)』。だがその一方で、根も葉もないウワサを頼りにあら探しをする人もいる。
米コネクチカット州上院議員のGayle Slossberg氏は、記者会見の席上で「このゲームには“レイプをして得点を稼ぐシーン”が含まれているはず。若者に有害なソフトの警告ラベルを改善する法律を通したい」と発言したことが、同州のニュースサイト“New Haven Advocate”で報じられた。
彼女自身は本作をプレイしたことはないそうだが、“あるレベルまで到達したら、きっと問題のシーンが出てくる”と信じているらしい。だが今のところ、本作でレイプシーンを確認したという報告はどこからも出てきていない。
思えば、政治家がこれほどまでにGTAシリーズを敵視するようになったのは、旧作『Grand Theft Auto: San Andreas』がきっかけ。ハッカーが作成した「Hot Coffee」と呼ばれるMOD(改造プログラム)によって、同作に性描写が隠されていたことが発覚したのだった。
この騒動の渦中で、販売元のTake-Two Interactive社を相手取った集団訴訟も起きた。昨年11月には、感情を害した購入者に対し、同社が修正バージョンとの交換や5〜35ドルの払い戻しを行うことで決着が一応ついている。
ところが、先日“New York Times”で報じられたニュースによると、この払い戻しを希望する購入者として登録をしたのは、わずか2,674人。ソフトが940万本(NPD調べ)も売れたことを考えると、あまりにも低い割合だ。同業の弁護士からも「これは実体なき訴訟だった」と批判されているという。
現実に問題が発覚した旧作でさえ、一般大衆の反応はこの程度。まして、何も見つかっていない最新作で、Slossberg議員の追求には何の意味があるのだろう。
(中島理彦)
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