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えっ、200人が途中退席!? 物議をかもす映画「Postal」の試写会 |
2008.06.05 |
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ドイツ出身の映画監督ウーヴェ・ボル氏は、『アローン・イン・ザ・ダーク』『ハウス・オブ・ザ・デッド』など、ゲームを題材にした低クオリティの映画を量産していることで批判を浴びている人物。去る5月30日には、最新作「Postal」の無料試写会が米ニュージャージー州で行われたが、地元ニュースサイト“NJ.com”の報道によると、映画を見終わる前に約200人もの人々が席を立って出ていってしまったという。これは観客総数の4分の3にもあたるとのことだ。
「Postal」は、郵便配達人が無差別殺人をする同名のアクションゲームを映画化した作品。いつもは監督としての力量がないと攻撃されるボル監督だが、今回は演出力や元の題材うんぬんより、この映画に9.11同時多発テロを茶化すシーンが入っていたことが不評の主な原因となっているらしい。
問題のシーンで、飛行機をハイジャックした2人のテロリストは、途中で気が変わって観光地のバハマ諸島へと進路を向ける。ところがコクピットに乗客たちが殺到して大混乱が起き、結局飛行機はビルに激突してしまう。
試写会に参加した観客の1人は、このシーンが悪趣味で腹に据えかねたと発言。また、試写会が行われたホーボーケン市の市長は、問題シーンの存在を知って出席を拒否したうえ、「9.11を茶化すのは早すぎる」「遺族の気持ちを考えなさい」とボル監督を非難している。
これに対して監督は、「観客を挑発しているのは承知の上。それこそが目的だ」と胸を張る。「大手スタジオは大衆感情を逆撫でしないよう、無難な作りに逃げている。そろそろ、度を過ぎたワイルドな映画が必要だ。これを機に、タブーとは何か? 自分はどこに線引きをし、どんなルールに従っているのかをみんなに考えてほしい」と語っている。
(中島理彦)
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