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戦闘結果がドラマに反映!? ケーブルTV局がMMORPGと連動 |
2008.06.05 |
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アメリカでSF/ファンタジー作品を中心に放映するケーブルテレビ局“Sci Fi Channel”(※)。同局は、ゲーム開発スタジオのTrion World Network社と協同で、テレビドラマとMMORPGを連動するオリジナルプロジェクトを発足したことが、ニュースサイト“LA Times”で報じられた。
ゲームと映像作品との連動プロジェクトはこれまでにも数多くの例があり、日本でも『.hack』などのメディアミックスプロジェクトが有名だ。しかし、今回発表されたプロジェクトは、MMORPGのプレイヤーがオリジナルドラマの物語形成に貢献するというもので、かなり野心的な試みといえる。
Sci Fi ChannelのDave Howe社長は、「これは私たちが追い求めてきた“聖杯”のようなプロジェクトで、間違いなく革新的。軽い気持ちで言っているのではありません」と本気のコメントを出している。「今日の視聴者は週1回のテレビ番組では物足りず、それ以上の体験を求めています。例えば、ゲーム中、異星人がある日時にどこかを侵攻することが分かったとしましょう。プレイヤーは友人と集まって侵略にそなえ、そのプレイしだいで勝敗が決まります。その戦闘結果はドラマの世界描写の一部にもなるのです」
記事によれば、現在すでに、ドラマの脚本家とゲームデザイナーの合同チームが結成され、異分野同士の討議が活発に行われているとのこと。開発を手がけるTrion社の共同設立者・最高経営責任者Lars Buttler氏によると、ゲームはフルオンラインで進化を継続し、ドラマの登場人物が新たな場所を訪れるのと同時に、新ワールドも公開される。プレイヤーが戦闘や大規模集会に参加すれば、その模様はドラマにも取り入れられる。ドラマの視覚的イメージはゲームとテイストを合わせて、映画「300<スリーハンドレッド>」のように合成を多用する“ハイパーリアリティ的表現”が用いられるという。
さらに本プロジェクトは、仮想世界に視聴者を呼び込むことで得られる恩恵も期待されているようだ。ドラマの中で、どのようなキャラクターや世界設定、ストーリーがファンを惹きつけているか把握できるため、番組プロデューサーは視聴者の好みにあわせたストーリー調整が容易になる。
ちなみに、ドラマ/ゲームのタイトルや詳しい物語設定は不明だが、舞台は80〜100年先の未来で、大きく変貌した地球が描かれるとのこと。当初、Sci Fi Channelは、同局の看板ドラマである「バトルスター・ギャラクティカ」をベースにしようと検討していたが、ドラマ/ゲームの相乗効果をフルに引き出すには、世界設定がすでに確立している作品を用いるより、まったくの白紙からスタートする方がよいと判断したという。
プロジェクトの正式稼働は2010年夏の予定。今年7月に米サンディエゴで開催される“Comic-Con International”で、さらなる詳細が明らかになるということだ。
※Sci Fi Channel(サイファイチャンネル)は、日本でもスカイパーフェクTV!などのサービスで視聴可能。
(中島理彦)
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