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バンド気分に浸る音楽ゲームでヨリ戻す!? ニューヨークのカップル |
2008.05.30 |
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ギターやマイク、ドラム型のコントローラを用い、グループでセッションが楽しめるPS3/Xbox 360/Wii等向けのリズムアクション『Rock Band』。本作は、日本でも発売されている音楽ゲーム『ギターヒーロー3 レジェンド オブ ロック』と同じ開発元のHarmonix Music Systems社が手がけたタイトルで、音楽好きのゲーマーの間で話題になっている。アメリカではニュースサイト“Salon.com”にて、険悪な仲になりかけていたカップルが、本作のおかげでヨリを戻したという美談が紹介された。
この心温まる体験談を明かしているのは、ニューヨークで文筆業を営むRachel Shukertさん。彼女の夫は毎晩、ノイズキャンセラー付きのヘッドフォンをかけたままゲームに首ったけで、夫婦の会話がない日々が続いていた。彼女はネットで見つけたアドバイスに従い、お色気で注意を引こうとしたりもしてみたが、夫はナチス退治に夢中で一向に効果なし。そんな夫に彼女は「離婚してやる!」と怒鳴りたくなるところまできていたという。
だが昨年のクリスマス、夫が『Rock Band』の巨大なパッケージを自宅に持ち込んできてから状況は一変。彼の勧めに従い、おそるおそるゲームに参加したRachelさんは、まずはボーカル、そしてドラムを担当し、このゲームの魅力にすっかりとりつかれた。
実はRachelさん、若い頃にインディーズバンドを結成していたボーイフレンドがいて、高校卒業後には、その彼氏やバンド仲間と一緒にツアー旅行に出たこともあった。彼女自身はドラムを叩けるわけではなかったが、ドラムキットの組み立てと解体はお手の物だったとか。というわけで、そのクリスマスの夜、ゲーム中で観衆の喝采を浴び、ジェット機に乗って世界ツアーに繰り出し、雑誌の表紙を飾るうちに、忘れていたティーンエイジャー当時の情熱がまざまざと甦ってきたのだった。
ひとしきり演奏を終えても、まだまだ遊び足りないというRachelさん。その様子を見た夫は、彼女のすりむけた手のひらにキスしてから「僕はもう寝床につかないと。よかったらヘッドフォンを貸すよ」と優しく告げたという。2人の立場は完全に入れ替わっていた。
Rachelさんは記事の終わりで述べている――「誰も18歳のままではいられないし、ロックスターになれるのはごく一握りの人だけ。現実を受け入れるのは健全なことだ。でも時には、自分の今とこれからの姿に直面するために、白昼夢に逃避する必要だってある。その逃避体験を誰かと分かち合えるのは、願ってもないことだ」
(中島理彦)
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