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“ゲイ”含むゲーマータグが米Xbox LIVEで禁止、反発の声も |
2008.05.21 |
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Xbox LIVEでユーザー固有のハンドルネームとして用いられるゲーマータグ。そこに“ゲイ”という言葉が入っていたら、使用禁止にするのは同性愛者の差別にあたるのかどうか――そんな波乱含みの議論がネットで巻き起こった。
事の発端は、消費者の苦情を報じるブログサイト“The Consumerist”に寄せられた、“Grant”という人物からの投稿。このGrant氏は、Xbox LIVEで“theGAYERgamer”というゲーマータグを用いていたが、ある日突然、Microsoft社からゲーマータグを変更するよう言い渡された。
そこでカスタマーサポート係に問い合わせたところ、Grant氏は責任者から「ゲイという言葉を含むゲーマータグは、個人的には気分を害するものとは思わない。だが、Xbox LIVE会員の方々からそういう指摘を受けた」と回答されたという。
Grant氏の投稿をのせたThe Consumeristは、「これは同性愛者に対する差別だ。しかも会員たちに責任を転嫁している」と、Xbox LIVE運営チームを強く批判。この出来事は、同性愛者の権利をめぐる議論が活発なアメリカにおいて、人気ブログなどを中心に大きく報じられた。
この騒動に対し、当の運営チームに勤めるStephen Toulouse氏は、自身のサイトで今回の処置を説明。「会員から苦情が寄せられると、私たちはXbox LIVEの利用条件に照らして審査を行います。同内容の苦情はあらかじめ1つにまとめておくので、苦情件数が多くても審査に影響することは決してありません」
また、問題になったゲーマータグについては、「性的な意味を暗示するものと判断しました。ゲーマータグは公衆の目に触れるもの。幼い子を持つ親に、これが性的意味を持たないと納得させるのは難しいと思います。その意味では、異性愛を意味する“ストレート”“ヘテロセクシャル”を含むゲーマータグも同じ扱いを受けるでしょうし、事実、過去にもそうした例があったのです」と述べた。(※)
さらに同氏は、“同性愛者に対する差別”という指摘を真っ向から否定。Toulouse氏自身、同性愛者同士の結婚に賛成だし、Microsoft社も、彼らの社会的平等を支持する点では先進的な企業だと語っている。
ちなみに、この騒動は当然のことながら、同性愛者の関心も集めたようだ。なかでも、同性愛者ならではの視点でゲームニュースを報じる“GayGamer.net”が、Microsoft社の方針をおおむね支持しているのは興味深い。「こうしたゲーマータグが、同性愛を嫌悪する連中を刺激するのは必至。コミュニティを安全で友好的な雰囲気に保つには必要な処置だったかもしれない」と述べている。
(中島理彦)
※日本のXbox公式サイトでも「マナーについて」という項目で、同様の方針が述べられている。「他のプレイヤーから非難されるようなゲーマータグやモットーを作らないでください。これには、次のように見えたり、聞こえたり、明示、暗示するものや、その省略形が含まれます」という文に続き、“下品な言葉づかい、露骨な性的表現やセクシュアル ハラスメントを含む表現”“他のお客様に嫌がられたり、不快に感じられたりするような発言”などが例として挙げられている。
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