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ゲームをプレイしない子はむしろ“要注意”? 米ハーバード大の研究 |
2008.04.23 |
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ゲームの暴力的描写は、本当に子供に悪影響を与えるのか――その本格的な研究内容を記した本「Grand Theft Childhood」が、米国で今月刊行された。その内容は、暴力的ゲームにまつわるこれまでの通説をひっくり返すものとして話題を集めている。
この本を執筆したのは、ハーバード・メディカルスクールでメンタルヘルスとメディアを専門に研究を行っている、Lawrence Kutner氏とCheryl Olson氏。両氏は、数年前から米司法省の要請をうけて、ビデオゲームと若者の暴力の関連性を調べている。この調査は、1,250人の子供と500人の親を対象とする大規模なものだ。
先日、ゲーム専門チャンネル“G4”の番組に出演した両氏は、“暴力的なゲームは現実の暴力事件を引き起こしている”という通説について「そんな証拠はまったく存在しない」と完全否定。ただし、子供のプレイ時の徴候には注意を払う必要があると述べ、“暴力的ゲームだけを長時間プレイしている男子・女子”は、学校でケンカなどのトラブルに関わっている可能性が高いとも指摘している。
だが、もっと興味深いのは、“ビデオゲームをまったくプレイしない男子”も同様の可能性をはらんでいるということ。例えば、1年前に起きたバージニア工科大学銃乱射事件において、「(犯人のチョ・スンヒが)ゲームをプレイしているところは一度も見たことがない」というルームメイトの証言があったのは記憶に新しい。こうしたことから、Kutner氏らは、「ビデオゲームは男子の社会的能力を示す指標になっている」と述べている。
世間の風潮に異を唱える新発見に、欧米のゲーム業界は大いに注目。ゲーマーたちも「ようやくまともな研究者が現れた」と歓迎している模様だ。
(中島理彦)
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