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欧米ゲーム事情ではこれまで、大手のゲーム情報サイト“GameSpot”のスタッフ辞職にともなう騒動をお伝えしてきた。これは、昨年12月初頭、「辛辣なレビューを載せたスタッフが広告主の圧力で解雇された」とのウワサがネットに拡大したというもの。渦中の人物、Jeff Gerstmann氏の名前をとって、“Gerstmann-gate事件”と名付けられている
その後、ウワサは、GameSpotの公式発表により否定されたが、長年同サイトに貢献してきたスタッフが次々と離れていく現象が続いている。
まず、先日もお伝えしたように、フリーランスライターのFrank Provo氏。そして編集スタッフのAlex Navarro氏。さらに今回、アソシエイト・エディターのRyan Davis氏が、2月14日をもって職場を去ることが明らかになった。
Davis氏によれば、今回の決意はGerstmann氏の解雇が直接の理由ではないとのこと。だが、長年公私ともに親しかった同氏が去ったことの衝撃は大きかったようだ。解雇のニュースが初めて報じられた昨年12月、Davis氏はGameSpotの公式ブログで、「弱冠20歳の自分がここで働きはじめたのは、友達のJeffがいたから。彼がいなかったら、僕は今頃ゲーム業界にはいない」と、しみじみ語っている。
また、先日ゲームニュースブログ“Joystiq”が行ったインタビューでは、「Jeffの不在は他のことに目を向ける機会にもなった」とも。サイトの巨大化にともないコンテンツ提供以外の雑事が増えたことで、仕事の楽しさが薄らいでいる――このまま無気力な状態で働いていては同僚の迷惑になるので、辞めることにしたのだという。
現在、GameSpotはベテランスタッフのRicardo Torres氏が新しく編集長に就任し、先の騒動で失われたユーザーの信頼の回復に努めているところ。Davis氏はその編集部について「みんな本当に誠実な仕事をしている」と語り、真摯にエールを送っている。これは、最近GameSpotを去った他の人々にも共通する姿勢だ。
ところで、騒動の発端となったGerstmann氏の解雇理由はいまだに明らかになっていないが、新編集長Torres氏は、ニュースサイト“GameDaily”のインタビューの中でこのようなことを言っている――「編集長ポストが空席になっていた昨年、親会社の重役が、営業と同時に、編集もサポートしようとしていた時期がある。私が編集長になった今は、もうそんなことは起きない。両者の間には明確な線が引かれている」と。新体制の立ち上げで、同サイトがこれ以上の人材流出を食い止められるかどうか、動向を見守っていきたいところだ。
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